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  1. 小林市議会 2001-12-01
    12月07日-04号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    旧小林市 平成13年 12月 定例会(第6回)     議事日程第四号                  十二月七日(金曜日) 午前一〇時 開議 第一 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第一 一般質問---------------------------------------出席議員 宮原義久議員 時任隆一議員 首藤美也子議員 小畠利春議員 大浦竹光議員 小川利廣議員 早田 實議員 新 与助議員 田中 悟議員 岩穴口辰也議員 中山髙師議員 山口昭典議員 下津佐善治議員 大山則夫議員 岡園讀字議員 中屋敷慶次議員 川野八郎議員 深草哲郎議員 原  勝議員 赤下健次議員 久保茂俊議員 松元朝則議員 吉薗辰朗議員 古川澄夫議員 福島 昭議員---------------------------------------説明のための出席者 堀 泰一郎  市長 中山藤作   助役 安楽重則   収入役 黒木敏満   総務課長 肥後正弘   財政課長 黒木英夫   企画調整課長 川内洋一   建設課長・管財課長 永住勝朗   都市計画課長 向井大光   農村整備課長 井口紀男   畜産課長 中山敏章   農林課長 森岡與津男  商工観光課長 水流善次郎  慈敬園長 鸙野利徳   生活環境課長 温水澄生   市民病院事務長 山口寅一郎  教育長 稙田章二   学校教育課長 末元 栄   学校給食センター所長 上原守義   社会教育課長 古川昭藤   農業委員会事務局長---------------------------------------議会事務局出席者 坂下 誠   事務局長 南正覚宏志  議事係 末永教郁   議事係                         午前一〇時〇〇分 開議 ○久保茂俊議長 お早うございます。これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配布してあります議事日程第四号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第一 一般質問 ○久保茂俊議長 昨日に引き続き一般質問を行います。まず、古川澄夫議員の発言を許します。 ◆古川澄夫議員 お早うございます。通告に従い質問を行います。昨日、新議員も市民病院の問題についてかなり追求されておりました。そのことも踏まえながら新たな点もありますので質問してみたいと思います。 市長のお考えを色々お聞きしたわけであります。正直申し上げまして昨日の答弁の中では私も広域でやりたいということを言われておりました。しかし言われることとなさっていることが全く一致しないように私は感じるわけであります。というのはやはり色んな会合でもう上町の土地が決まったような発言もなされていますし、私は広域でやりたいやりたいと言いながら果たして行動は伴ってるだろうかということを考えたときに、もう仕方がないという方向に市長の考えは行っているようであります。私達は、以前は私も市長と同じ考えで「仕様がないかな、小林市も単独でやらなきゃいかなければいけないかな」ということを考えておりました。しかし市民病院建設調査特別委員会でですね勉強するに当たりまして小林市の、あるいは西諸の医療のあり方は今後はやはり広域で高度医療と緊急医療を踏まえたそういう立場でやっぱりやって行かなきゃいけないということを私も感じましたし、特別委員会の委員もみんな感じたわけです。こういう時にですねやはり市長がイニシアチブをとって広域の中心となって動いて行かなければいけないとこのように感じるわけであります。このことについて御見解をお願いしたいと思います。それと市民の声をどのように感じておられるのか、これをお聞かせ願いたいと思います。併せまして私は高原町民それからえびの市民、野尻町民、須木の方々、色々話を聞きましたが、やはり広域で造るべきだということがほとんどの方の意見であります。このことを踏まえて市長、先程の市民の声をどう聞いておられるのかお伺いしたいと思います。 次に、学校教育についてであります。あってはならない変質者等による子ども達が惨殺されたわけでありますけれども小林市にそういうことがないとも限りません。これに対してどう学校の警備についてはどのようにお考えかお聞きしたいと思います。それからこの間、祭りに細野小学校の生徒が参加しておりました。非常に頼もしく思ったし、いきいきとしておりましていい祭りだったなということを考えております。この祭りとも関係いたしますが小、中学校の生徒がこのような祭りに参加することにどのようにお考えかをお聞かせ願いたいと思います。それから祭りについては春は桜祭りそれから夏は音楽祭それから花火大会、色々あったわけですが今年は花火大会もなされておりません。市民の声は花火大会はどうしても欲しいなということを言っておりますが、このことに見解をお聞きしたいと思います。それと秋のこの間の祭りは非常に成功をいたしました。詳しくは自席から聞いて行きたいと思いますが、市長はこの間の祭りについてどのような感想を持たれているかお聞きしたいと思います。 四番の一般ごみにつきましては自席からお伺いしたいと思います。以上終わります。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。まず病院問題でありますけれども西諸県、二市二町一村のこの場所において高度医療あるいは救急医療と言いますかそういうものを充実を図らなければいけないということはこれはもう議員御指摘のとおりでありまして、私もそのように思っております。今の私どもの市民病院の百三十八床でありますけれども十四人から十五人の医師によって診療をいたしておりますけれども、ただここの病院が建築後、昭和四十七年だったと思いますけれどもそれ以来二十数年がたっておりまして老朽化しあるいは狭あいになっていると、この状況を改善をしなければいけないということはかねてから考えておったわけでありますが、ただそれを小林市だけで独自に改善をするということと、もう一つは当地域には毎度申し上げますけれども県レベルの医療機関がありませんのでやはりそこまでのレベルまでの病院が県の方で造っていただければ別ですが、私何回も県にもお願いをしたわけでありますけれども県病院の建設というものは大変望み薄だというふうな感触を受けましたので当市の市民病院を充実する方向で考えて行きたいということを思っておりました。そのためには西諸全体が一つの病院と言いますか核になる病院を造る方向で進めば一番望ましいんではないかというふうに私も思っておりました。医師会の先生方にも相談をいたしました。医師会側としてはやはりもう少し診療の内容等を充実して開業医の先生も利用しやすいそういう形の病院にしてほしいと、診療科目等についてもいくつかの注文があったわけですがそういう話でありましたのでできればそういう方向でいきたいということで、まず最初はそれぞれの市町村長のお考えと言いますかそういうものを打診する必要があるというふうに思いましたので公立病院をお持ちのところ等について非公式でありますが考えを聞いてみました。ところがいずれもやはりそれぞれ独自に改善をしたいというお考えをお持ちでありましたので、今すぐはこれは全体の問題としては取り上げられないというふうに思っておったわけです。従ってどういう方法がいいか内部で我々も考えたんでありますが、今の状態であれば広域でやるということについての意見の一致は中々難しいのでまず出発としては単独の方法で出発をしてその間にほかの地域の方々の状態もまた判明してくるだろうから広域でやりたいというときには受けられるような状態で検討したらどうだということを考えておりました。従って色々な委員会等も作っていただきながらそこで検討は続けてきたわけであります。策定委員会等で住民のニーズ等を十分把握すると言いますかそういうもの等を把握して高度医療あるいは救急医療に対処できる最新の医療環境を整備するため調査、審議をお願いをしておるところでございます。昨日も申し上げましたけれどもやはり病院を改築するには相当な時間も必要としますし財源的にも相当必要とするわけであります。従って簡単にその来年度からとかすぐ着工できるような状態ではありませんので十分検討を加えながら、できれば広域の方で行きたいと。しかし今のところそれが難しそうなので単独でやる場合にどうすればいいかというようなことを中心に今考えを進めておるところであります。議員がえびの市、高原町、野尻町、須木村の住民の方とお話をしてもすべて広域でやるべきだと意見が多いということを今おっしゃいましたけれども確かに私も聞いています。特に野尻、須木においてはできればそうしてほしいという意見が大変強いわけです。従って私もそういう考えで決してえびのとか高原町の公立病院をなくすと言うんではなくて、中央にベッドが二百ぐらいの病院を一つ造って後の市町村についてはサテライト診療室みたいな形のものであれば十分カバーできるんではないかということは私もそういう人達には申し上げるわけであります。しかしそれがやはり決定をなさるその市の責任者あるいは町の責任者等からはですね、ほかの意見、単独で充実をしたいということをよく発表なさいますので責任者の方では中々まだ御理解をいただけないということを今考えております。しかし来年とか再来年とかというそういう近い問題としてではなくて将来の医療機関とするには議員おっしゃるようにそちらの方に模索と言いますか話をできるだけ進めて行きたいというふうには思っております。議会でも特別委員会ができておりますので先進地、山形とか色々なとこを御覧になってらっしゃるようですが、まず西諸全体のですね議員の意向等を確認をしていただきますと大変有難いなというふうには私は思っております。よそでなさっていること、県の支援が大変強いところとそうでないところがあります。従って私の方は県のお力添えというのは期待はしておるんですが、しかしそう大きなものは期待はできないような今の印象であります。従って今後も強くそういうものについても働き掛けて行きたいというふうに思っております。リーダーシップが足りないというふうにおっしゃいます。確かに私のリーダーシップが足りないかも知れませんけれども、やはり一番最初から当市の考えだけで周りの市町村を説得するようなやり方では私はこういう問題は解決しないと思いますので当市としては中核病院を小林市に持ちたいという考えがあるんですが、それを押し付けるということについては色々なあつれきも出てまいります。従って議員の方から御覧になって私のリーダーシップが足りないというふうにお考えになるんであれば誠に申し訳ないというふうに考えております。ただ今後ともそのような方向が見いだせるならば私も努力することはやぶさかではありません。 学校の警備の問題ですけれどもこれは教育委員会の方からでよろしゅうございますか。 祭りを今お陰様で冬の祭りっちゅうのは中々できなかったわけですが今年から青年の有志が考えまして冬祭りというのを計画をしてくれました。古川議員が前にイルミネーションのことで過ぐる議会で質問をなさったことがあります。それがやっと実現をしたというふうに思うわけでありますけれども、今回のこのイルミネーションにつきましては会社名を出してまことに恐縮ですが九州電力あるいは九州電工そして小林工業高等学校そして碕山鉄工さん、建設業協会、色々な方がボランティアで協力をしていただきました。そして私どもの青年団を始め実行委員会形式で色々計画をして駅前にあのような素晴らしいイルミネーションができたわけであります。冗談に言ったんですが秋祭りを四時半に済ませて六時から冬祭りというのは小林市の季節の移り変えは早いなと私そのとき言ったんですが、しかしあの状態を私点灯式に参りましたので脇から拝見をしておったんですがあれだけ実行委員会の人が汗と知恵を出し合ってあれだけのものを造ってくれたということは誠に評価すべきものであろうと思います。それに引き続きまして庁内の職員が自分達の浄財を出し合って今この庁舎の外側を夜はきれいにしてくれておるわけですが、これも彼達の知恵でありまして市としてたくさんの予算を組むとか何とかいうことはしてないわけでありますが自分達の働いている庁舎をライトアップするあるいはそこに市民に来ていただいて喜んでいただくというあの考え方が私は大変尊いと思いました。点灯式でも脇から見ておりましたが素晴らしいもんでありました。従ってこういうような祭りが実行委員会形式、自分達で汗と力と知恵を出してやるというこういう方向に進み始めたことは私は小林市の祭りとしては前に進んでおるんではないかと私は評価をしております。予算を組んである団体にぽっとこうお願いをするというようなやり方では大変マンネリ化した祭りになってしまいますから、やはり実行委員会形式がいいんではないかというふうに思っておるところであります。それに連れまして小中学生が祭りに参加することはどうかということですが、これは夜間とかそういうところであれば私もやはり補導上色々問題もあるかも知れませんが昼間の市を挙げての祭りであります。子ども達も発表の場をやっぱり求めておるんではないかと思いますで祭りを小中学生が参加してくれることは私はいいんではないかというふうに思っております。 花火大会につきましてはこれはやりたいんですけれどもどうしても保安上と言いますかこれをやるには警察の許可を取らなければいけないわけですが。詳細なその規定は私もよく分かりませんけれども五号玉を上げるなら周囲何メーターぐらいには家があってはいけないとかそういう基準が非常に難しいものがありまして小林市では永田平でやったことが多いわけですけれどもやはり花火の当日、近隣の駐車場の屋根を傷めたとかあるいはたばこ耕作者からたばこの葉っぱに相当被害が出たとか色々クレームが今までもありました。その都度、商工観光課を始めお詫びに行ったり修理をしたりそういうことを色々やってきたんであります。場所を変更してやったこともあります。生駒高原の方でやったことがあるんですが、あそこですと周りにあまり人家はありませんけども見に行く人が少ないということと、やはり家畜をお飼いになっている方が非常な音が激しいので困るというようなクレームもつきました。十三塚運動公園でも計画をいたしましたけれどもあそこは陸上競技場がアンツーカーになっておりまして燃えかすがあそこに仮に落ちてまいりますと穴が開くわけであります。それと銘木を扱っていらっしゃる業者の方がいらっしゃいましてその警備等が大変難しいというようなこともありましてそこも断念いたしました。忠霊塔でやったこともあります。忠霊塔のところは周りに人家が非常に建て込んでおりましてやはり危険性があるというようなことからそれも中止のやむなきに至りまして、従って今場所がですね宮崎とかそのほかのところのように河川敷が広かったり大きな池があったり湖みたいなものがあったりすれば花火は夏の風物詩としてやるべきもんだと思いますけれども、今のところ色々な警備上のこともありまして中断のやむなきに至ったということで御理解をいただきたいというふうに思います。 秋まつりの感想はどうかということですが、私はたくさんの人がおいでいただきバトル方式のことがどうであるかということはこれは色々賛否ありましょうけれどもこれも実行委員会で色々計画を立てまして検討を加えてやったことでありまして、私は今年の秋まつりはここ二年ばかし盛んになってきておりますけれども良かったんではないかというふうに総評としては考えておるわけであります。以上でよろしゅうございますか。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 お答えいたします。まず変質者等に対する学校の警備についてということでございます。今朝テレビ聞いておりますと池田小事件が発生して半年ということでございまして先程古川議員もおっしゃいますようにあってはならないことが発生したという言い方もできるわけでございまして小林市にとってもこういう事態が発生するということはあってはならないことだろうというふうに思っております。池田小学校の事件後、各学校に対しましては安全管理のそういう対応策について教育委員会としても的確な指示をしまして各学校の校長を通じてそれぞれの各学校における安全管理の方策を立てていただいたということでありますし、その結果学校に来る来校者の対応等につきましても名札の着用の徹底でありますとかあるいは来校者の名簿の記帳でありますとかそういうようなことをしてもらったり又、各学校の事務室に届けるよう看板を玄関等に設置しまして啓発をしておるところでございまして今のところそういうことでございますが、今後ともこういったものに対する子供を預かっている学校でもございますので万全のこの学校の警備についても今後とも対応してまいりたいというふうに考えておりますし又、警察署あるいは消防署こういったところも連携を取りながら今後とも進めてまいりたいというふうに思っております。 それから二番目の小中学生が市の行事に参加する意義と活用とその効果についてということでございまして、来年の四月から新しい教育のスタートが始まるわけでありまして昨日も出ましたように学校週五日制がスタートするというようなことでありまして広くその教育の中身からもそういう市の行事等に参加することも非常に教育的なそういう意義があるというふうに私も承知しておるところでありまして、学校も二百日の授業日ということでございまして後百六十日ぐらいが日曜、土曜、祭日そういう休みになるわけでありましてそういう学校のいわゆる時間的な問題がありますし又、学校では教えなければならないそういう授業等もあるわけでございますので教育的に私もこういう市の主催する行事に参加されることは大賛成でありますけれども、それぞれ今申し上げますような事情もあるわけでございますので事情の許す範囲でやはり積極的にそういう小林市のそういった祭りに親しませる、あるいはひいては郷土小林市を愛するとこういうようなこともありますし四月から始まるそういうこの新しい教育の中での体験させるとこういう教育的意義というものは大きなものがあるということでもございますので、私としましても今後ともそういう市の主催するあるいは市ばかりでなくても色々な形で教育的意義があるとすれば積極的に私自身も取り組むし又、各学校にそのような指導もしてまいりたいというふうに思っておるところです。以上でございます。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 市長のお考えを今お聞きいたしましたわけでありますが確認をいたします。市長やはり将来のことを考えたときにはどうしてもやっぱり広域でやった方がいいということはもう今までのことで市長もそういう考えだということは確認よろしいですね。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 そのとおりなんですがこれが今の病院も現状は御承知のとおり大変狭あいで診療科目等についてももう少し充実をしてほしいという市民の皆さん方の御意見も耳にいたします。従って将来と言いましてもそれはもう広域に越したことはないんですがここ三年ぐらいの間には何とかめどは立てるべきではないかというふうには思っております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 それではですねその建前を踏まえながら質問をしてまいりたいと思いますが、救急医療に対しても延岡は県病院があるわけですね、しかしその県病院があるところすらですね救急医療に対する市民の要望というのが、住民の要望というのが今陳情をやっております。署名活動をやりながらですねそういうことが上がっておるわけであります。私はどうしてもですねやはり西諸の医師会これを非常に先進的な考えを持っておられます。と言うのは公的な病院は民間が請け負えない高度医療と緊急その分野を持ってそしてその周りの民間をですね民間の医者と連携を組みながら住民の医療体制に対応して行くという考えであります。これは西諸全体を考えての考えであるようであります。非常に私はですね日本でも国内全国を見てもですねこの素晴らしい考えを持った医師会はいないんじゃないかということが今まで私達が行政視察をしたときに考えたわけであります。先程ですねえびのそれから高原に当市の考えを押し付ける気持ちはないということを言われました。私ももちろんそうなんです。しかしやがて私はですね高原だって今は黒字で運営しておりますけれども今の院長、事務長がですね代わって果たしてどうなるかなと。赤字に体勢落ちる可能性というのがないとも言えないわけです。そんなときにどうなるのかなということも考えてですね将来の各自治体が少ない金の中から負担を大きくするんじゃなくて三つもいらない、一つにまとまってですねそして先程言いましたサテライト方式診療所方式でも結構なんです。そのことが一番ベターであるということをですね私達特別委員会の委員も全部、全員です。そしてこの間、基本構想策定委員会が行われました。たった一回しか行われておりませんが、その段階で西諸の医療はどう考えるかということで助役はおられませんでした。代わりの病院長が座長になってやられたんですが広域でもう一回考え直そうじゃないかということで白紙に戻ったんです。そして又次の日程も立たないような状態になってきたわけですね。特に保健所長におかれましては西諸の医師会の協力があるうちにどうしてもこれは広域でもう一回考え直そうじゃないかということの意見も言われました。これを踏まえたときですね私はやり方として住民運動、住民運動にですね持って行けないかなと。アンケートを取りながら、これをですね市長が前面に立たなくてもいいと思うんですよ。医師会を通じながらあるいは議員の有志でもいい、そういう人達が西諸住民を抱き込んでどう考えるか、やはりこれをですねやらなきゃいかんのじゃないかと思うんですよ。だからこの間の策定委員会ではシンポジウムをやろうじゃないかということまで上がってまいりました。市長こういうことを考えて策定委員会でやろうかとするときにですね、もう市長が場所はもうあそこだと、この間上町にもう場所は決定さしていただけないだろうかということはありましたよ。しかし高原、えびの等に色々話すときにですね議員の中に「もう小林市は場所を決定しているじゃないか」とこういうことをですね言われれば我々はもう何もできなくなってくるんです。だから私は先程市長の考えと行動は別じゃないかとことを指摘申し上げたわけですね。この件についてもう一回答弁をいただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 議員のおっしゃることは私もよく理解できます。確かに医師会も保健所もそういうお考えであることはもう十分承知しております。ほかにも医師会立の総合病院がたくさん色んなとこありますからそういうところも医師会の考え方でやっておられるんだと思います。私のところは別に医師会立というようなことは考えてないんですが、公立病院として西諸で一つ造りたいというふうにはもちろん思っております。場所の問題もですねえびの寄りに持っていけば高原、野尻から遠くなる須木村からも遠くなるとか色んなことを考えた上でですね八つ、九つの場所を選定をしたわけであります。しかし色々問題があります広い四、五町歩の土地を用意するには。従って現在の場所が距離的にも一番西諸の中では真ん中ではないだろうかということも考えまして今の敷地をまだ買増しをすれば広くなるわけですからあそこで検討をさしていただきたいということを今思っておるところであります。場所を決めたじゃないかということをおっしゃってもそれは私のところに対してのよそからの内政干渉と言えば私はそういうふうに受け取り兼ねないわけであります。場所としては私はやはり小林市民のことを念頭に置きながらもちろん西諸全体が協力していただければという考えでやっておりますので場所としては今のところがいいんではないかと。医師会立の准看護学校もありますし、そういうことも色々考えた上で場所としては今申し上げておるところがいいというふうに思っております。そういうことで申し上げておるわけであります。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 市長の胸の内も分かるんですよね、苦しいだろうと思うんですが今後ですねやはり造ろうとすれば七十億円から百億円掛かると私は想定するんですよね。この場合により効率的な予算運営をしなきゃいかんということで広域で造らなきゃいけないとこのように考えておるわけです。それとですね市長、将来サテライト方式にするとしてですねそれだけのスペースを病院にもし単独で造ったとしてスペースを考えてですね設計ができるような状態じゃないんです今。と申しますのは国の基準あるいは補助金やら等をもらわなきゃいけないわけですね。県とか国からもらわないといけないわけですが、そういうスペースは今の制度では認めてくれません。やはりそれは私達が視察した段階でですね分かったんですがそういうことは認めてくれません。それは助役さんの方が御存じでしょう。そのことについて。 ○久保茂俊議長 市長。
    堀泰一郎市長 今のところで補助対象にならないということについては私考えてないんですが、先程からも申し上げておりますあの場所で用地取得をまだほかに買収する可能地がありますのでそちらも買収をさしていただいて現在のところにというふうに思っております。建増しを後でできるようなそういう用地も確保したいということを思っておるんであります。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 おっしゃるとおり確かに百三十八床ですかそういうことについての補助対象ということにはならないというふうに考えております。従いまして今市長が申し上げましたように例えば広域になった場合に二百床ということになった場合には後五十何床、結局足らないわけでございますからその時点で建増しができるように補助対象になるようにそういう時点でですねそのような格好でやって行きたいということでございます。なお診療科目等につきましては単独でありましょうともあるいは広域でありましょうとも今考えておりますのは循環器内科とかあるいは人工透析の充実あるいは放射線科の新設ですね、がんに対する診療、そういうことについては単独でありましてもこれはやって行かなきゃならんというふうに考えておりますのでそれはもう最初から組み込んで行きたいということでございます。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 当然高度医療を目指した単独でもやらなきゃいけないということは分かるんです。分かるからですねだから小林市だけで高度医療を持ったときにですね外部からえびのからも高原からも来ます。来てですね断るわけにはいかないわけです。恐らく高原も充実していくでしょう。えびのも充実するでしょう。しかしこんな狭いところでですね無駄な金を使う必要はないわけですね。一つに集中さして効率的な予算の運営をしながら高度医療と緊急医療を図って行った方が私はいいとこのように考えて策定委員会の中でも意見を申し上げたわけであります。それと基本構想策定委員会に対するですね市の取組みについてでありますが、助役さん十一月の十三日に策定委員会やりましたがこのとき出張でしたね。前の十月の二十二日の日に十三日は全員都合がいいからということで決めた経緯かあるわけですが私も十二、十三は出張でありましたが早々に切り上げて参加したわけであります。やはり市の一番の座長であります助役がですね欠けられたということはやっぱり次の日程も決まらなかったわけでありますけども出張はどういう形で、それほど重要な出張だったんですか。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 確かに私欠席をいたしております。何の要件だったかちょっと今思い出しませんけれどもやっぱりのっ引きならない用件だったというふうには考えております。欠席いたしましたことについては大変申し訳なかったというふうに考えておりますし又、当日の会議の模様等につきましても事務長の方から話を伺ったところでございます。そこで私も考えたんですけれども事務局の考え方といたしましてはその策定委員会の中から出たものを吸い上げて色々とこう作り加えて行きたいと、構成して行きたいと今後の考えたを、そういう考え方であるということを言っておるんですけれども私はそれで果たして前に進むもんかなというふうに今考えておるんです。ですからやっぱり事務局の方でですね何と言いますか、たたき台といいますかそういうようなものを作ってそして策定委員会等の意見をそのことに対してどうだろうかというような形でその意見をお聞きした方が前に進んで行くんではないかなというふうに考えておりまして、策定委員会の今後の運営について非常に頭を悩ましておるというのが現状でございます。ただ今回の会議に出席できませんことについてはお詫び申し上げたいと思いますが今後はできる限り出席して、できる限りじゃない、出席して行きたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 今、図らずも言われましたけれどもやはり今度はやっぱり行政主導のというか当局主導の策定委員会でありたいというようなことでありましたね。そうじゃなくてですねやはり今後の医療はどうなのかということからまず入って行かなけりゃですね駄目だと思うんですよ。例えばもう今言ったように私が今日提案申し上げるのは単独かどうか迫られてるんですよね。実状としては今の市民病院が狭あいになってきて一日でも早く建て替えたいという気持ちは私も分かるんですよ。それをもって質問をしておるわけですよね、いいですか。今後の医療体制というのは五十年先を見てやはりやらなきゃいかんということを考えてるわけです。と言うのは今後今のような例えば高度医療を考えておられるようでありますが高度医療、緊急医療を考えた場合相当な市の負担になってくると。どうしてもやらなきゃいかんのは分かりますけどもそれを折り込んで行ったときにあまりにも負担が多くなりませんかということを言っているんです。だから広域でなるだけ住民を巻き込んでやらなきゃいかん。これが私の持論なんです。そしてそれは何にぶち当たってくるかと申しますと広域合併になってくるんですね。もう消防の問題にしてもそれからこの医療の問題にしても、もう「にしもろは一つ」合併しなきゃいかんような状態にどんどんなってきておるわけですよ。そのときに市長、あなたがイニシアチブというのが一番重要になってくると私は考えているわけですよ。そのときにですね策定委員会もどうなけりゃいかんか、もう少し広くですねシンポジウム等もやろうということも出てきているわけですから医療を考えるシンポジウムとかですね西諸を考えるシンポジウム、こういうことを踏まえた中でですね病院の問題を進めて行ってもいいんじゃないかと、それからでも遅くはないと私は思っておるわけです。これは私だけの意見ではないんです。特別委員会の意見がですね私は今特別委員長としての立場からも言っておりますが、全員がそういう形なもんですから私はあえて言っているわけであります。そこのことはですねちょっとの意見の食い違いがあるようであります。と言うのは市はどうしても早くしたいという気持ちは分かるけれども勝手にレールをどんどん引いて行かれたらですね策定委員会なんて作らなくても結構なんですよ。無駄な金を使ってですねやらなくていい。そういう感じ、無駄というのはこれは失礼ですけれどもそういう感じになってくるわけですよ。そこまで考えていただきたい。そのためには住民を巻き込んだところのアンケート調査とかあるいは色んなことをですね市が中心にならなくても結構ですから私達が西諸医師会と色々手を合わしながらあるいは住民を巻き込んだところの婦人会とかそういうことをですね今後やって行こうかなと考えておるわけですが、そのときにやはりあまりにも策定委員会等でですね行政が主導権握って走ってもらうと困るということを言っておるわけでありますその見解を。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 私が申し上げておるのは策定委員会そのものがですね色んな方がいらっしゃるわけですけれどもそれぞれたくさんの御意見があればいいんですけども中々意見が出ないということでその会議運営そのものについてもちょっとこれはやっぱりたたき台がないと中々出ないのかなという感じを持っております。ですから先程申し上げたんですけども例えばそのアンケートならアンケート調査につきましてもですねその策定委員会の方でそれをしようじゃないかというふうにお決まりいただければそのことについてそれじゃ内容についてはこんなことはどうでしょうかというような事務局の案ですねそういうものを私はやっぱりすべきだというふうに考えております。そうでないと中々前に進まないというふうに考えておりますのでそういう意味で一つ御理解をいただきたいと思っております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 この間、策定委員会で意見が出ないと言われますけれども今まだ一回しかやってませんよ実質な質疑は。しかしこの一回の十一月の十三日行われたこの委員会では相当な意見が出ましたよ。やはり座長の助役は来ておられないから分からないだろうと思うんですが、ここで本当にいい意見が出ました。そして先程申し上げたとおりですね保健所長もかなり突っ込んだ意見を言われましたし医師会も意見を述べられました。やっぱりこういうことを踏まえて私は言っておるわけですからね。だからもう合併の方向にどうしてもここにぶち当たってくるわけですね。しかしその手法として住民を巻き込んだところのやり方をやらなきゃいけないなと考えておるわけであります。そのことをですね頭の隅に入れておいていただきたいと思います。これだけに掛かっておりますと次がありますので。それとですねこれだけを申し上げておきますが、この医療でまちおこしということをですね提案したいと思いますが、充実したハード面を確立させるとですねそれに対する医師とかそういう人材が集まってくるわけですね。そうしたらよそから高度、難病の方とか手術で対応できない人達が高度医療の一番高額医療の部分がですね小林市で対応できればですねそのことによる外部からの患者あるいはそれに付き添う形そして又手術をやればですね高額医療のそれが保険の何か対応としてですね入ってくるわけですよ。やはりこれをですね自然は豊かであるしリハビリにも持ってこいの場所もたくさんありますし、そういうことを考えたときにはですね発想を変えて医療は金が掛かるけれども逆手に取ってですねよそから患者を集めてやったらまちおこしになるんじゃないかということも思うわけであります。一番高く払うところは全部よそに今持って行かれているような状態であります。一時的に処置をして西諸では対応できないので宮大、鹿大に運んでおりますがあそこはですね人材が豊富です。ちゃんとした高度医療を確立さしてハード面を整備したときは人材が集まると思うんですが、そのことについて。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 医療をまちおこしのということでありますが、それはお考えは私も分かりますけれども私が今考えておる西諸で必要なものは二次医療が完全にできるというようなぐらいのレベルの病院というふうに思っております。救急医療につきましても救急患者だけを集中して取るとしても相当スタッフを充実しなきゃいけませんし、今よりも救急体制を充実をしたいということで三次救急とか三次医療とかは私はこの仮に名称は小林市民病院としましてそこには考えておりません。やはりこの西諸全体が九万人ぐらいの人口であるとすればそこの方々が信頼していただけるような病院ができればというふうには思っております。診療科目につきましても私医師会の先生ともよく話をするんですがそれじゃ心臓外科が必要かということになりますと心臓外科は約人口が三十万ぐらいいませんとこれペイしない診療科目であります。ただ循環器内科はつまり心臓ペースメーカーを入れるぐらいの医師は私は常時いてほしいと思っております。今一番心臓疾患で困っておられるもちろん患者さんもですがお医者さんの方が心臓疾患は手がつけられないと、どうしても搬送せざるを得ないという意見が大変強いわけです多いわけです。今は市民病院に循環器内科の医師を一人配備しておりますのでペースメーカーぐらいの手術はできます。従って今回予算もペースメーカーの三機分ですか四機分ぐらいを計上してあると思いますけれどもそれは私充実をするべきだと思っております。ですからもっと高度医療を考えましてそれじゃ脳神経外科をどうするかということになりますとこれについても相当なスタッフを抱えなければいけません。今民間で開業なさっておる方が一人はおられますがやはり将来はやはり市民病院もタイアップしてやるべきじゃないだろうかと。ですから脳神経外科についても将来はやはり置くべきであろうというようなことを今話をしておるわけであります。それとか例えば耳鼻科ですが耳鼻科が診療科目として今、週二日やっておりますけれども新しく開業なさった先生ができまして、又休んでおられた先生も又続けて診療を開始なさいましたので今市民病院の耳鼻科の患者は大変減っております。しかしそういう開業医の先生のところで十分であるということであれば私はその診療科目をクローズすることもやぶさかじゃないと思っております。卑近な例で産婦人科ですけれども産科は今小林市内でお産ができる病院は市民病院ともう一つ開業医の先生がいらっしゃいます。婦人科を診られる先生は何人か開業医の先生がおられますけれども私のところでお産をされる患者さんといいますかお産は病気じゃありませんので患者さんと言っていいのかどうか分かりませんけれどもそういう方は非常に今減ってきております。しかし市民病院に産婦人科がないということは小林市内の若い女性と言いますか奥さん方にとってはやはり心配なこともありましょうから私は患者さんが少なくても産婦人科は続けなさいと、実際には今ペイしてないわけですが続けてやらしていただいております。まだほかにほしい診療科目もあります。麻酔科はおりませんので麻酔科もほしいんですが手術のたんびに今鹿大から来ていただいているような状況であります。そういうことで診療科目等についてもですねやはり一次診療から二次診療、二次的な治療ができるようなそういう病院にまでは持って行きたいと、できるなら西諸の中核病院としての性格を持ちたいと思っておるんです。しかし現実にはですね他市町村にも公立病院がありまして我々もそう思うから一緒にやりましょうという空気が出てくれば当然そちらの方向に私は進めたいと思っておりますが、各自治体には自治体の事情があってこのように本会議で質問が出ると思いますよそでも。そのときにその首長としては今後この病院はこういう方向で充実をして行きたいということを答弁なさいます。そうなると当然そこの議会ではそのまちのあるいは市の進むべき道がこうなんだろうなというふうにお考えになるわけです。従って私申し上げておりますが議員さん同士で一つそういう空気はできませんかと、私は首長同士の話はするということについてはやぶさかじゃありませんし訴えてはまいりたいと思っております。従って議会にも特別委員会できましたので是非そういうことでよその議会の空気もですね一つ調査と言いますか融和をしていただけるような方向に進んでいただければ大変有難いというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 また今市長の答弁の中で何か後向きのような答弁が、それは私が感じたんですからこらえていただきたいと思いますが、「鳴くまで待とうホトトギス」じゃありませんけども「鳴かしてみせようホトトギス」にですね市長そういう姿勢をですね打ち出していただきたい。と言うのはやはり例えば議員同士もやりたいと思います。正直言って私ももうえびのの議員に嫌われるようにあるいは高原のある議員についてはちょっと会合を持ってくれんかと言ったら、「古川さん市民病院の問題でしょうそれはもう駄目ですよ」というようなことを言われているんです。何回も言っているんです。あなた達が駄目なら私はあなた達の意見を住民の高原の町民にこう言うよと言ったら、「うんにゃそれは困るな」ということを言うわけです。それは冗談でそういうことなんですが、やはり市長どうしてもですね前向きにやはり考えていただきたいなとこのように考えております。それと最低でも須木、野尻はですね抱き込んで広域という形を取られるようにですね何とか努力していただきたい。これはもう要望に留めておきたいと思います。大分時間が過ぎましたので次にまいりたいと思います。 学校教育についてであります。一応教育長の答弁をお聞きしたんですが、今度、週学校五日制が完全になるということを昨日の答弁の中でも言われました。二日休むわけですね。そのときに学校ががら空きになるわけですが又色んな犯罪等も起きらないとも限らないわけですが、防犯カメラ等をですね各学校に設置したらどうかということを提案申し上げたいと思います。かなり費用も掛かるでしょうけどもこのことについてはどう考えられておりますか。 ○久保茂俊議長 稙田学校教育課長。 ◎稙田章二学校教育課長 お答えをいたします。防犯カメラそれから非常ベルと池田小学校の事件がありましてから業者の方にお願いをしまして一応積算をしてみました。市内小中学校全部合わせますと約六千万円ほどが防犯ベル等の関係の積算になっております。カメラ等になりますとちょっとその段階では計算をしておりませんのでもう少し値段が上がるんではないかなということでございます。県内、小林市を入れましては全部で九市ございますけれども九市の教育委員会とも今のところそういう防犯ベル、警報装置ですか、それからカメラそういうものの設置につきましては今しばらく様子見の状態で何せ金額が掛かりますので国の補助金等が出るか出ないかそういったところを様子見の段階であります。そういったものが付くようであれば前向きに検討して行きたいというふうに考えております。以上です。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 六千万円も掛かるということをちょっと言われたら中々言えませんけども考えていただきたいとこのように思います。 それと小中学生が市の行事に祭りに参加するということですけれども北海道で荒廃した中学校にある校長先生が赴任してそれで今度はソーラン節をですね踊らせることでその荒廃した学校が生き返ったわけですけれどもこれにちなんで全国で色んな踊り等をですね小中学生にやらせようということが起きております。やはり夏休みも相当長いわけでありますが秋まつりの空き時間を利用しても結構ですけれども小中学校生のですね各学校対抗の新小林音頭とかですねそういうもの、独自のものをですね各学校が競い合うそして小林市民のまつりに参加して行く、こういうのも私は教育の一環としていいんじゃないかと思いますが教育長どうでしょうか。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩をいたします。                         午前一一時〇〇分 休憩                         午前一一時一二分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。教育長。 ◎山口寅一郎教育長 古川議員の秋まつりの参加の状況を私も見さしていただいたとこでありまして大変情熱を持って市会議員のお立場もありましょうか参加していらっしゃるのを見て本当に素晴らしいなとそういう気持ちも持ったところであります。色々とそういう御指摘のように新小林音頭をさせたらどうかということでございますが、私もできれば先程一回目で申し上げたように事情が学校の事情もありますのでそう簡単にやはり学校は校長が中心になってやっておられるわけでありますので私一存でどうということはできませんが、でも事情が許せばそういうふうに私も市のそういった行事、秋まつりを含めてでありますが今回も観光協会の是枝事務局長の方から小中学生の新小林音頭を何か特別な形でできませんかという相談もありましたので、それはいいんじゃないですかということで観光協会の方から各校長さんに是非御協力をということで御覧いただいたような形で全部ではありませんでしたけれども、最初の一回目としては中学校が二校でしたか小学校が五校でしたか自主参加の形で新小林音頭の踊りに参加してくれましたのでこれも有難いことだとこんなふうに思ったところでございます。私としましても前回の教育長時代に「一校一形運動」ということを提唱して取り組んできたところでありまして二回目の今回は「小林新生、新しく生まれる一校一形運動」ということを提唱して今やっているところであります。その新生ということでありましてかつて一回目の一回一校一形というのをさらに学校の様子と地域様子も変わってまいりましたのでその輪を広げてそして今古川議員がおっしゃるようなそのようなことも関連付けながらそしてその広い意味の発展した意味の一校一形を取り上げて行きたいとこういう私は任期中の学事の教育長としての命題にして取り組みたいと。「子どもを育てるなら小林市で」とこれも私の命題でありますが、そういうことでありますとそういう観点から見ましても今の新小林音頭の取り組みの問題にしましても又来年度、校長先生方に呼び掛けながらできればそういうコンクール方式にするかそれは別としましてもやはり先程申し上げましたように郷土小林市に親しみを持たせるあるいは郷土小林市を愛するとそういうようなこと、あるいはそういう色々なことを体験している中で近ごろ言われます生きる力というのはそういうことにもつながってまいるわけでありますので、古川議員の情熱に負けないように私も教育長としてそういう取り組みで今後取り進めてまいりたいとこういうふうに思っております。以上です。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 確かに新小林音頭を広めるにいたしましても各学校の自主性は主んじなきゃいかんと、上から押し付けたら絶対駄目だということだけは申し添えておきます。飽くまでも自主参加でそういう場所があればですねどうかということを提案したわけであります。と言うのは細野小学校でしたかあの生き生きとした子どもらしさを見たときにあぁ教育の原点を見たような気がいたしましたのでこれをどうしてもやっぱり広げて行ったらどうかなということの提案でございます。それと独自性を持つということでよく新聞を見ますと私短歌が好きなもんですから短歌の欄を見ておりますと西小林の生徒の短歌がよく上がっております。指導者の方がおられるんだなということがすぐ分かるんですね。やはりそういう教育というか独自性の教育というかそういうのは一番必要になってくると思うんですよね。そういうことをですねやはり、やりやすいように教育委員会の方でやるというのがですね私は教育の基本じゃないかと思うんですよね。それとその見解があればそれは後でお聞きしたいと思いますが。 それと市長この間フィリピンの生徒さんが小林工業校に来られたということで交歓会を持たれたということは新聞に載っておりました。子ども達の海外とのつながりですねこれはどうお考えですか。もう中学校ですか韓国とか行っておりますけれども幅広い意味の生徒間の交流そういうのを向こうからこちらに呼んだりあるいはこちらからですね盛んに行くような手だてはできないか。そういうことを踏まえて市長の考えを聞きたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 フィリピンと小林工業高校の交流はちょっと私もよく分かりませんが、せんだってパラオからですねパラオの大使とパラオの高校生が四人でしたか五人でしたか私のところにみえましてパラオとの交流が生駒環野を中心として始まっておることを承知をしております。子どもが学生と言いますか高校生が小林高等学校と交流をしたと思いますけれどもこれがまあ一つの歴史がありまして生駒、千歳に入植なさった方はパラオからの引き揚げの方が多いわけであります。従ってパラオとの交流は最初にその大人同士と言いますかそれが昨年でしたか島サミットがありましたときにパラオの大統領がおいでになってそしてそれを聞きつけた環野の人達がシーガイア、私もちょうど当日行っておったんですけども私はその計画は後で知りましたので参加しませんでしたが、パラオ共和国とその環野の人が大統領と会ったりしたのが報道されました。それが基になりましてこちらからパラオに行かれたりあるいは今回はパラオの大使と高校生が中心になっておいでになりました。私お会いしたんですが大変小林市で親切にされたという手紙の文集みたいなのがあってそれを読ましていただきました。高校生同士の交流がこれから始まればいいなと又、小中学生も含んでですね海外と交流をするということは私はいいことだと思います。今でもやってないわけではありません。各中学校の代表者を出したりあるいは職業青年と言いますか専門的な仕事に携わっている人を外国に研修に行っていただいたりそういうことはやっておるわけですが、まだこれを広めるとすればどういう方法があるか色々教育委員会等とも検討をしながらですね計画をしてまいりたいというふうに思っております。たまたまフィリピンと工業高校のことは私知りませんのでお答えはできません。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 フィリピンの生徒が来たというのはですね二、三日前の新聞に載っておりました、私も新聞で知った程度です。ただしかし小林高校の生徒は南京に行ったとかそういうことを聞きましたけども又今年はテロで中止になったということでありますが、やはり市としましてもやはり小さいうちから中学校あるいは小学校、交流会をですね向こうの方をどんどんこちらに呼んで交流させるという方法もあると思います。そういうふうにですねパラオが市長が今言われましたけどもそういうことであればそのパラオの人達をですね小中学生を通じて交歓会をさせるとかそういうふうにですね持って行ったらより国際的なですね人間形成がなされるんじゃないかということで、これはもう提案にとどめておきたいと思います。 時間が無くなってまいりましたが、祭りについてであります。祭り、今度冬まつりということでイルミネーションが飾られました。非常に私ももう何回か見に行ったんですが今車で九電の前の通りと駅、それから市役所ずっと回ってですね市内をずっとドライブしながらゆっくり見て回る人がたくさんおるわけです。見ているだけで心が和んでまいりますけれども私が提案した目的もそこにあったわけですね。今のように殺伐とした世の中にやはりちょっと心に灯がともるようなそんなまちの風景であってほしいということでその目的が今達成されようとしているわけですが、あそこの駅前に噴水があってそれが下から投光器で照らし出すということが中止になっているということが聞いたわけですが原因は何でしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 その噴水のすぐ近くに椎茸を商っておられるお店があります。噴水を高く上げますと椎茸に湿気が来るということで大分そちらの方から役所の方にクレームがついたことが過去にあるようであります。従ってそのために今上まで上げないんじゃいなかと私は思っておるところであります。しかしせっかくの噴水であります。せめてまつりの間ぐらいは上げられないかということを言ったんですが中々難しい状態のようであります。その裏に交番の裏にストリートバスケットがあるんですがあれも音がうるさいというようなことから時間を短くするというようなやむなきに至ったことがございます。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 我々もまちづくりに色んなことを提案しながらこれをやったらどうだろうか、これをやったらどうだろうかということで提案して行くわけですね。そして地域に住居を構えて色々住んでいくうちにはそれは騒音なんて色んなこと入ってきますよ。私達の家にも近くに堆肥をまかれたりしたときにはもう臭くてたまらない場合もありますし、それでもやっぱり住民とのつながりだということで我慢することは多いわけですよね。その椎茸が湿るからとそれだけでですね、はいそうですかと引き下がるようなですねやはり担当者、市長に言ってるんじゃないんですよ担当者がその説得もできないのか、やはり私達も市の商店街の活性化の意味合いも持ってですね言ってるわけでありますからもう少しそのあたりはですね話し合いができるんじゃないかと思うんですがどうでしょうか。 ○久保茂俊議長 永住都市計画課長。 ◎永住勝朗都市計画課長 先程市長が申しましたように何回かの交渉をするわけでございますが、この方も行政監察庁等にもですねそういうことを話をされた経緯がありましてその死活問題だというようなことで、これがですねもう何と言いますか建設しましてすぐ一応水を止めたんじゃないかというようなことでですね中々今回もまつりに対しまして試験的にちょっと上げたんですがそれでもですねすぐ一応止めなさいというようなことでですね非常に説得と言いますかちょっと難しいと言いますかそういうことでございますけれども何とかですね議員の言われるように今後話合いをしまして努力をしたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 努力してください。市民も楽しみにしておりますので提案をしときます。それから今度の祭りには市外からもたくさんの参加者があったわけですが、ここで申し上げても実行委員会形式を取られているわけですからどうかと思うんですけれども、市外とですね市内と表彰を別にしてですねこれを祭りを市外のお客様をたくさん招くような一つのイベントに変えて行くことはできないか。賞金額もですね相当に増やして小林市に行ってみようじゃないかというようなですねそういう大きい祭りにはできないものかなというようなことをちょっと考えたわけであります。実行委員会には市の方も入って行くと思いますがそういう場所でですねそういう提案をしたらどうかなと思うんですが、見解をお聞きしたいと思います。 ○久保茂俊議長 森岡商工観光課長。 ◎森岡與津男商工観光課長 市外からの参加者に対するショーのあり方というようなことだと思いますが今回の秋まつりでは人吉から一チーム、宮崎から二チーム、高千穂から一チーム、高原から一チームの合計の五チームが九十名の参加がありました。これについても対応ということでは実行委員会ではせっかく市外から参加していただいたわけですが、小林市の関係等が分からないということで、もてなしの心でリピーターにつながるという意見がありまして今年から初めてNPOの山水会の方々にお願いしましてチームごとにですねそれぞれ駐車場に来られてその後のまつりが終わるまでをですね案内役として一名ずつ付けて対応をしたところであります。非常に喜ばれたということで報告を受けております。それからショーのあり方では市外の参加者に特産品をというようなことであるわけですけれども今回もバトル部門を昨年から取り入れましたが昨年の参加者からのアンケートで意見を踏まえて今年度からバトル対象外の子どもみこしなどについてはボールペンとかシャープペンとかそういうセットの記念品を配付いたしました。その他郷土芸能とか吹奏楽、マーチング等の団体には育成費ということで現金をお渡ししております。バトル対象外の団体については参加者全員に賞金がわたるように市内の企業を中心に特産品の提供をいただき企業賞として表彰をいたしました。議員さんからの御意見がありました特産品等については市外、市内賞を区分する御意見について是非ですね実行委員会の方に報告して提案したいと思います。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 市外から参加された方はかなり喜んでおられました。対応が非常によかったということでまた来てみたいということを申しておられましたけれども、是非発展的にですねうまく活用して行ったらいいんじゃないかということを考えましたので提案いたしました。 最後になりますが、一般ごみの処理についてであります。昨日のやり取り聞いておりますとスラグの解釈がちょっと私もちょっと分からなかったわけでありますが、要するにガラス状に溜まったやつはですねスラグという認識をしたわけであります。聞いてみますと地元の人達もこのスラグであればですねオッケーだということを納得されているとありますが、焼却灰これでは納得行かないということを言っておられますね。ただ小林市は一般ごみを燃やすわけであります。一般ごみを完全燃焼さして果たしてそのかすが出るのかなという気がするわけですよ生ごみをですね、ないわけですよね。それで今度はスラグのその関係がちょっと分からなくなってきたわけですがこれどう解釈したらよろしいでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 最終処分場に持ち込みます物は私どもが一般廃棄物として委託をいたしますその総量の十五パーセントのスラグを持ち込むということで私は説明をしておるわけですが、そのスラグになった状態はもちろん第一燃焼炉から落ちてすぐ冷やしたものがスラグ状になるということは皆さん御承知なんですけれども、炉が一基しかありませんので産業廃棄物と一般廃棄物と同時に焼却をいたします。第一燃焼炉は恐らく私どもの今までの調査によりますと大体千二、三百度に上げながら焼却をしておられるようですからそこから落ちるものについてはですね私はスラグ状になっておると思います。ただ一般廃棄物の場合はスラグになるその量といいますかそれは少ないかも知れません。しかし混在をして焼きますので一緒に焼きますのでその高温で焼くわけですからスラグ状になったものは確かに下に落ちてくるわけです。それが一般廃棄物からできたスラグではないかも知れませんけれども一緒に焼くわけですからスラグそのものはできます。そしてそのスラグになったものの安全性を確認して最終処分場に持ち込ましていただくと、十五パーセントですね持ち込ましていただくということを考えておるわけであります。一般廃棄物からだけ別々に焼けばですねそれはスラグ状にならないかも知れませんが一緒に焼くわけでありますのでそれを仕分けをするということは困難でありますからスラグ状になったものを最終処分場には持ち込むということを私は地元にも説明いたしましたし会社との契約にもそのように折り込みたいと。飛灰とか灰、そういうものは一切持ち込まないということでございます。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 今市長がはっきり申されましたね。スラグだけを持ち込むということですね。これはもう確認しとっていいですね。それが十五パーセントですか。後で焼却灰とかそういうのが持ち込まれたときは大変なことになりますからそれだけは。確かに私達ももうそういう感じがするわけです。産廃の、一般ごみは燃えてなくなるというけどもそれは契約上の問題でしょうから仕様がありません。しかし今日の新聞でも出ておりました。やはりまだ県も一応のこの区域を決めておりますけどもそれがまだはっきりしてないわけですよね。その問題についてもまだ県もふらふらしているような状態なんですよ。やっぱり独自のものを造って行かなきゃいかんということは基本にあるわけですよね市が。やはり一般ごみは行政で処分すべきだと言うのが私の考えでもあります。それは変わっておりません。そして市長はですねこういう段階で五年間の契約をということが新聞に載っておりました。私は五年先というのは今技術革新が進んでおりますからこれはちょっと契約としては無謀じゃないかと思うんですよね。毎年更新して行くんだったら仕様がないですけどもですね五年先というのは今本当に先が分からないような状態です。このときに五年契約というのは市長ちょっとこれはやり過ぎであると思うんですが御見解を。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 先般五年ということでお答えをいたしました。五年をめどにということでお答えをいたしましたけれども、契約の仕方といたしましてですね今おっしゃいましたように料金改定との絡みもあるわけですけれども、結局この契約について双方異議がない場合についてはさらに期間を一年間延長するんだとそのような契約でですね五年をめどとしてというような考え方もあります。ですからその契約の最初から五年後に契約を又改定しましょうとそういうことは考えていないんですけれども、一応五年をめどとして契約をしてみたいという考え方でございます。従っておっしゃいましたように料金改定についても毎年度協議するということになっておりますので、今言いましたような格好で双方異議がない場合についてはこの契約の内容を来年度も引き継いでやるんだとそのような契約にもなるかなというふうにも考えております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 それであれば契約をいつでも破棄できるということは確認してよろしいでしょうか。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 はい。契約の破棄というのは私どもといたしまして市民のごみは毎日出るわけでございますのでそのいわゆる市民の生活環境上支障がないように処理するというのが市の固有事務でありますのでそれに支障があるような状況であればですねこれは契約の破棄ということはできないわけですけれどもそうでない限りは今おっしゃいましたように契約の破棄ということもできるというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 私が言うのはですねその一般住民に支障が出るような状態を言っているんじゃないんですよ。今後技術革新が進んでより安く独自なものができたらですねそこでやって行った方が安く上がるわけですからそのような状態になったときには当然契約を破棄できるのかと言っているんです。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 そういう技術革新で今よりも廉価で安全な物が開発をされ当市でそれを導入することがベターであるということになればもちろん契約はその瞬間から解約というのはできませんが、もちろん計画はありますので前の年あたりから十分計画を練って行くわけですからそれには遺漏のないようにはしたいというふうには考えております。ただ御承知のとおり環境影響調査でありますとかそういう技術の確認とか色んなものには相当数時間が掛かると私は思います。従って五年をめどにしておけばその又社会情勢なりそういうものも変わることもあるかも知れないということで考えたわけであります。一つの選択肢として私一回申し上げました。しかし今はまだそれがはっきりしてないのでそれはできないということであります。ただ県がですね計画をしておりますもの、これは二十三年度から稼働ということで私どもはそれを前提としてその間をどうするかということをですね考えておるんであります現在ではですね。従ってそれがまだ先に延びるとか何とかっちゅうようなことになれば新たな考えをしなけりゃいけないのかなということも考えております。 ○久保茂俊議長 古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 その県のですね方針すらブロックが崩れつつあるわけですよね、新聞に伺うと。そのような状態でありますのでより近隣、西諸の人達とですね高原、野尻、須木、二市二町一村すべての問題でやっぱり協議して行かなきゃいかんだろうと思うんですよ、この問題もですね。是非前向きな気持ちでやっていただきたいと思うんです。私十何年前ですかねもう十二、三年なるかも知れません。まず交通網、通信網色んな問題が片付いたので西諸は合併したらどうかということを私はこの議会で言ったことがあります。そしてその後又一回、都合二回ここで合併したらどうかと西諸市という仮称まで挙げて提案したことがございました。そのとき取り組んでおればもう今心配しなくて良かったんだろうなとこういうことも思っております。市長、西諸は一つ一つではなくてですね「にしもろはひとつ」なんですよ。そういうことを考えてですね先程も言いました、このごみの問題もしかり、教育の問題もしかりそれから交通網・道路網それから先程言いました病院の問題、消防の問題あらゆる問題がやはりもう合併をですね待ち望むような状況になってきているわけですから、そのことをですね念頭において色んなつながりを持っていただきたい。このことを要望として申し上げて私の質問を終わります。 ○久保茂俊議長 次に、中山髙師議員の発言を許します。中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 議長のお許しを得まして質問順に従って質問をして行きますが、質問に先立ちまして当局執行部におかれましては日夜厳しい政務に御尽力をいただき感謝いたしますと共に市民のためにさらなる努力をお願いいたします。 さて、世界は混乱、混迷の中で国内の政情も不安な状況にあり暗いニュースの続く中でありますが、先程内親王誕生のニュースは心を和ます話題でありました。 さて、財政危機打破を旗印に登場された小泉総理は構造改革と前途多難な中で身をていして頑張っておられる姿勢を見ますと痛みさえ感じます。昨日のニュースでありましたように国会議員の歳費十パーセント削減等も出ておるような状況ではありますが、このような状況の中でも本市の市民の生活、もろに直撃しておる状態であります。経済不振は厳しく苦悩さえ感じられております。市長はバブル崩壊後の就任で大変厳しい立場であろうとは思いますが市民はなおさらであります。ところで以上のような状況を踏まえまして一般質問に入らしていただきます。 まず、平成十四年度の予算編成についてお伺いいたします。市長は来年度予算編成をどのように試算され、又、目的別歳出確保政策やあるいは公約の実現のためどのようにお考えですかお尋ねをしたいと思います。市長の政治信条は市民の声に謙虚に耳を傾けるまじめな姿勢とこういう政治信条をお述べになっておられますし又、選挙公約の中でも六項目を挙げられましてこの市政をやっていただいておるわけです。その中でこの平成十四年度予算についてどのような点を力点として予算を組まれるおつもりかお聞かせを願いたいと思います。 続きまして、市政の活性化についてお尋ねをいたします。来年の春は管理職を始めとしまして又多数の定年の退職者や勇退者がおられます。十数名とも聞きますがここにおいでの管理職の三分の一の以上の人が辞めて行かれるという世代交代の時期にもなっております。しかし行政の停滞は片時も許されるわけにはいきません。市長は人事体制を抜本的に再編されるおつもりはないのですかお尋ねをいたします。本年の三月の議会でもお尋ねをしておるわけでございます。再度お願いをしたいと思います。 又、企画課長にお尋ねをしますが、市民の声を直接聞く「出前市役所」を実施する計画はございませんか。又、さらに市が管理する施設の投資と効果について把握されておればお答えを願いたいと思います。 続きまして、全国的に問題となっていますBSE通称狂牛病ということでございますが、全国の中で三頭目が又発生したとニュースを聞いております。地産地消すなわち顔の見える「安全・安心」の声が強くなっている昨今でありますが、またしてもこのような状態が出ておるわけでございます。昨年は口蹄疫の問題で混乱を起こしました。本年は九月以降BSEの発生と危機管理のまずさに対して中央行政や国政のあり方に憤りさえ覚えます。ところで市長に伺います。本市の畜産振興について基本的なお考えをお聞きしたいと思います。さらに畜産課長にお伺いしたい、BSE緊急対策の現状と生産者の不安をどのように払拭されるのかお伺いをしたいと思います。 次に、市の観光行政について伺います。市長は本市観光の魅力をどのような視点でお考えになっておられますか。人の出入りが活発になることが観光浮揚策と思いますがお尋ねをしたいと思います。 企画課長と商工観光課長にお尋ねをいたします。本市は水資源と森林さらには農産物等自然に恵まれた市でございます。点と線いわゆるルート化が希薄であり特産物の商品化には乏しいというふうに思います。今後高齢化の中では遠距離思考のみでなく「ゆとり感覚や心のあんど感」そういうものが人とのふれあい等を大事にする価値観が大いに変わってくる時代だと思います。行政としてさらに充実したいことがあるならばお答えを願いたいと思います。以上壇上からの質問を終わります。 残余については自席から質問をさしていただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 この際、昼食のため暫時休憩いたします。                         午前一一時四九分 休憩                         午後一時〇一分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の古川議員の発言に関しまして訂正の申し出があります。古川議員が発言をいたします。古川澄夫議員。 ◆古川澄夫議員 発言の中でフィリピンと申しましたがシンガポールの間違いでございました。失礼します。 ○久保茂俊議長 ただいまの発言のとおりであります。御了承いただきたいと思います。答弁。市長。 ◎堀泰一郎市長 私の答弁は必要ではないと思いますがよろしいですか。失礼しました。中山議員の質問に対して答弁をいたします。大変失礼をいたしました。もう一つ発言があるように伺っておりましたので申し訳ありませんでした。それでは中山議員にお答えをいたします。 まず、十四年度の予算編成方針につきましての私の考え方並びに目的別歳出額を政策的あるいは公約にですねどのように結び付けるかと、実行するかということの質問の主旨であったと思いますが、昨日もお答えしたわけでありますけれども地方財政計画あるいは地方債の計画これがまだ発表されておりませんので、この段階で本市の財源を占める割合の高い地方交付税あるいは地方債等の財源把握が今のところまだできない状況であります。平年ですと今時分には発表されて大体の見通しはつくんですが今年度はまだそれがはっきり把握できておりません。従いまして財源の試算につきましては計画の発表を受けながらということになりますけれども御承知のとおり地方交付税の削減、あるいは地方債の充当率及び発行額について非常に厳しい財政運営を強いられるというふうに予想されるわけであります。従ってまだいまだ目的別歳出額を政策的あるいは公約にどのように実行されて行くかということですけれども、まだそういう歳入面の把握が十分できませんので歳出面での計画が今のところはっきりいたしません。ただやはり市の第四次総合計画に沿いましてまた私もかねてから公約ということについては一つでもたくさんできるようにということを考えながらいつも公約は持ち歩いております。従ってその公約に合うようなことを考えながらですね実施計画は十分に検討して予算化をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。 次に、観光の魅力と言いますか小林市の観光をどういうふうにしてやっていくかという観光事業の指針でありますけれども、昔から優れた観光資源は小林市にもありました。例えば陰陽石でありますとかあるいは牧場の桜でありますとかそういうようなものが昔から当市では有名だったわけですが、ただそれだけでは最近の観光客を呼び止めるとかあるいは呼び込むということはやはり難しい現状であります。従って基本的な考え方としては自然をできるだけ生かしながらまだまだ小林市には観光資源を開発すべきようなものもあると思いますので、そういうものを色々発掘をしながらですねポイント、点だけでなくて線で結ぶような観光地をですね造って行きたいというふうに思っております。新しい観光地としてはもう御承知のとおり観光牧場でありますとかホタルでありますとか色々あるわけですが、やはり今のところまだそれを結ぶという線で結ぶというところまでは完成いたしておりませんので、これからはそういうふうに面的に整備をして行くべきではないかと思っております。ちなみに平成七年では百三十万人ほど当市には観光客が来られたわけですが、平成十二年度にはこれが百一万人というふうに減少をいたしております。従ってこの豊かな自然を生かしながら当市に対して観光客がアクセスしやすいように考えてまいりたいと思っております。 次に、一回目の登壇での質問でありますけれども次は人事体制をどうするかということであります。抜本的に再編する考えはないかということですが、私のところは御承知のとおり管理者としては三役は別といたしまして課長が各分野のトップであります。従って課長の権限と言いますか支配する範囲が非常に多いわけでありますけれども、これを例えば部制を敷くとか何とかということにつきましてはですね検討をしたことがあるんですけども今の人材と言いますか人数では部制はかえって職階が複雑になっていくんではないかというふうに感じております。従って日南市で過去に部制を採られて又課制に替えられた経緯がありますけれども、当市でも部制を敷くにはもう少し研究をして全体の機構をですね見直すそういう時期が来たら考えられないことでもないんではないかと。今の課制をそのまま踏襲をしてまいりたいと今考えておるところであります。ただその中で御承知のとおり昨年から一人一人の担当者の辞令交付につきまして何々係を命ずという辞令を発行いたしておりません。課付け発令にいたしております。そのために課での人事の配置の仕方が課長の権限にゆだねられておりますので仕事がスムーズにさばけるようになってきているところがあるんではないかというふうには思っておるところであります。 次に、本市の畜産の振興をどうするかということでありますが、今大変なBSE問題で揺れ動いておりますけれども当市の畜産をですね牛だけではなくてほかの分野まで考えてみますとまず飼養戸数であります。そういう戸数を申し上げますと和牛が千百二戸、肥育牛をやっていらっしゃるところが六十二戸、酪農が八十戸、養豚が八十九戸、養鶏が十八戸そして馬が十八戸であります。合計で千三百六十九戸の方が何らかの形の畜産に携わってえおられるわけであります。お断りしておきますが、これは十二年度の統計でございます。その千三百六十九戸の畜産農家が総生産額これが百三十一億四千六百万円ほどでございます。一戸当たりの平均した生産額が九百六十万円ぐらいになるんじゃないかというふうに思いますけれども、ただこれが大体市の畜産農家の状態でありますが小林市の農業というのはやはり園芸ももちろん大事であります。米作も大事でありますが、今非常に畜産のウエイトが高いわけでありますのでこの畜産の各部門をですね充実するような方向で色々検討は加えて行かなければいけないというふうに考えておるところでございます。 一応私の答弁すべきことは以上じゃないかと思いますが漏れがありましたら又自席からでも答弁をいたします。残りにつきましてはそれぞれの担当課長から補足答弁をいたさせます。終わります。 ○久保茂俊議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 私の方に三点ほど御質問をいただいたかと思います。一点は市民の声を聞く出前市役所を考えてないかというようなこと。それともう一点は市の管理している施設の投資と効果ということで市の管理している施設ということで公の施設という考え方から答弁をしてみたいというふうに思います。それともう一点は観光のところで小林市の自然や農業を生かした高齢者のための高齢者の生きがいのためのというようなことで答弁をしろということでございました。これについては今市長の方からも自然を生かした点と線を結んだ観光というようなことからも考えて行かないといけないという答弁がございました。その補足するような形でうちの方から答弁させていただきたいと思います。 まず、一点は出前市役所ということでお答えしてみたいと思いますが、この出前市役所というのはちょっと言葉は違いますが出前講座という形で数年前に実施しております。色々取り組みがなされてきておるわけですけれども今はNPOの皆さん方が熱心にこの講座という形で取り組んでいただいております。それから市役所の方から言いますと市政座談会というものも何年か前には行われていたわけでございます。こういうものはどちらかと言いますと事業の説明あるいは又住民の皆様方の要望を聞いてということがあったのではないかというふうに思っておりますが、そういうものも重要なものは実施をすべきであるというふうに思っております。ただ今私が考えておりますのは出前講座、出前市役所という形で考えておりますのはもうここずっと議会の度に地方分権ということがよく言われておりますけれども、そういうものからすると住民がまちづくりをするんだよという考え方の行政というものを取り組んで行かないといけないだろうと。そういうことからするとじゃ行政はどういうふうにかかわって行けばいいかということを考えますと、今から先は職員がコーディネーターにならないといけないだろうというようなこと。あるいは又プロデューサーの役目もしないといけないのではないかということも出てまいります。そういうことから小林市のまちづくり、よく議員の方からも御質問があります百人委員会なり地域の活性化協議会なり色々そういうことを承っておりますけれどもそういう取り組みをするからには住民の協力がないといけないと思いますので、そういう形の今後の行政のあり方というものを工夫して市政座談会という形を作って行ってみたいというふうに今は考えているところでございます。今後は恐らくそういう取り組みを市民の皆様も望んでいらっしゃるだろうというふうに思っております。もちろん市民の皆様方の提案制度ということも十分考えながらそういうことを作り上げてみたいというふうに思っております。 それから公共施設の投資と効果ということでございますが、公共施設という考え方からいたしますと病院もそうでありますし学校もそうであります。図書館もそうであります。そういうものを全部ひっくるめてみますと約九十三ぐらいの施設がございます。投資と効果ということから考えますと一部を除いてその投資と効果ということが十分図られているかということはちょっと十分ではないところもあるかも分かりませんけれども、今後はそういうものを一層機能を発揮するように、そして効率性を上げるようにということで行革で取り組んでいるところでございます。今度その施設等の管理のあり方についても現在十四年度からは対応できるというふうに思いますけれどもその効率的な活用ということで今取り組んでいるところでございます。 それから観光のところで御質問がありましたけれども、現在県の方で県も総合計画を作ったわけですけれどもこの西諸地域をモデル地区として体験型ウォーキング構想という事業を持っております。先日その事業の説明があったわけですけれども西諸二市二町一村で一緒に三年間の事業として取り組めないかということで話がございました。県の方も一応まだ新年度予算の編成の関係で決定ではないけれどもその取り組みをしていただきたいというようなことから話があったわけですけれども、それを色々聞いてみますと余暇自由時間の増大、あるいは又モータリゼーションの進行というようなことから、それと健康志向型というような問題、それから観光という問題をひっくるめて老若男女を問わずに健康づくりあるいは又地域の魅力の再発見というような形で取り組んだらどうかというようなことの話がございました。これについても取り組みをしたらということで二市二町一村で協議を進めているところでございます。具体的な取り組みは十五年、十六年になろうかと思いますけれども現在その計画を作ろうということの動きが出ているところでございます。それからもう一つは私のところでCI推進事業という形で取り組んできておりました、先日小林市の湧水、名水を生かしたまちづくりはできないかというようなことで提言をいただきましたけれどもそういうものもこの中に折り込んで行くと今中山議員がおっしゃるようなそういう事業も出来上がって行くのではないかというふうに考えてそれについても今検討をいたしておるところでございます。そういうことから小林市の自然を生かしたよく3H2Oということで言われますけれどもその自然を生かした取り組み、そういうものを健康と合わせてお年寄りの皆様方のふれあいあるいは健康というものを一つの形として事業を作って行ったらどうかというふうに考えておりますので、十分その実行を考えていきたいというふうに思います。以上でございます。 ○久保茂俊議長 森岡商工観光課長。 ◎森岡與津男商工観光課長 人の出入りの活発化と観光浮上策でございますが、御承知のとおり小林市は自然豊かで環境度は他に類を見ないものがあります。人とのふれあいの中でゆとり感覚、心のあんど感が生まれることは言うまでもございません。人の動き、活性化策の一つとしてはマスメディアの利用によりそれから関係機関団体との密なる協議等をしまして観光面と農業を結び付けたグリンツーリズム等の構想を今農林課ともタイアップしながら推進しようということでそれぞれの物産振興会の皆さんも先進地の視察等をしております。本市の緑豊かな観光資源を生かしたグリンツーリズムを展開して行きたいと思っております。それから水資源、農畜産物の商品化に向けては関係課で十分協議をし、検討を深めてまいりたいと思っています。 ○久保茂俊議長 井口畜産課長。 ◎井口紀男畜産課長 お答えいたします。牛海綿状脳症(BSE)の対策ということで当市でも生産者、肥育農家向けに貸付け関係あるいは肥育農家への助成を十二月補正で計上をしているところでございます。又、生産者不安ということでこれにつきましては消費者の不安を払しょくすることがやっぱり大事だろうというふうに思っているところです。そのために十一月の二十三日も小林市で皆さんの理解を求めて開催したところでございます。今後もこういうこともですが大都会の消費ということが非常に今低迷をしているところでございます。そういう中で国、県に呼び掛けながら大消費地の消費を伸びてもらえれば生産者の不安も解消するんではないかなということが一点でございます。 それと原因究明がやはり消費者の不安にやっぱり影を潜めているというふうに思っているところです。それと枝肉の十月十八日以前の枝肉の処理、こういうことがやっぱり国ではっきり説明をして処分ということで解決してもらいたいなというふうに思っているところです。私ども畜産課としても色んな形で消費については職員みんなにお願いをしながら頑張っているところでございますけれども、何せ規模が大きいものですので中々小さな市町村だけでは済まない問題でございますので色んな形で啓発を図って行きたいというふうに思っているところです。以上です。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 まず質問に順じましてお尋ねをしてまいりたいと思います。平成十四年度予算編成方針についてはただいま市長からお話がありましたが、私が基本的に考えますのは市長が公約をしておる六項目というのがあるわけですが農林業、商工業、観光等の振興と雇用拡大策を取って市民の経済的な向上を図りますとこう言われております。正しく私は全体の今の世情と言いますか経済状態から見ますと大変経済的に厳しい状況に陥っておる。これは小林市のみならず全国的な問題として小林市も直撃をしているというふうに考えております。総花な的に予算を付けるというようなことはバブル時代ならいざ知らず、このバブル崩壊した時代においてはやはりめりはりのある予算編成というのが必要であろう。取り分けその中では一番雇用拡大というのが市民が求めているのではないかというふうに思います。先般の議員の回答もございましたけれども市役所が十五名相当の採用をするのに当たりましても大雑把に言うて三十名に一人と大変厳しい状態であります。そして小林市のハローワークの実態を所長と色々話をしますが有効求人倍率におきましても〇・四三とこれはなお厳しくなって行くわけでしょうが、高校生の就職難というのは四十パーセント、五十パーセント半分しか新卒が期待が持てないと。これは全部の状態に言えるわけです。若者にあるいは中年の人達に職場がないと働く場所がないとこれが実感ではないでしょうか。しからば行政としてはどうすればいいのかというふうに私も私なりに考えておりますが、当面昨日、新議員が発言されましたことに対して市長も答弁されましたように土木事業これが絶対的なものとは言いませんけれどもとりあえず建設に携わる人の仕事がないと、自宅待機あわよくば悪く言えばリストラそういう状況がありまして私一人ではございません皆さんそういうことを耳にされると思うんです。少しでも働く場所が欲しいんだよという切なる希望があるわけです。ですから行政としてやれるのは百七十本ものまだ改善をしなけりゃならない道路、バリアフリーを含めましてあるわけでございます。仕事場がないわけじゃございません。やはりこれは緊急対策的な考え方でも前倒ししてでも早くそういう要望箇所を改善していただく、それが一番市民が求めている問題ではないかと思うわけですが、市長のお考えを再度お尋ねをしたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 予算編成に当たりまして今雇用問題が大変混迷と言いますか先行き不透明な状態になっておるわけであります。実質失業率と言いますか五パーセントを超えておるというような状態におきまして仕事を求める人がたくさんいらっしゃることはもちろん私も十分知っておるわけであります。確かに私は公約の第一番目にそれを書いておりますが、ただこれはできれば色々な産業の部門を活性化することによってそこで働いている人を増やしたいというこれは一つの理想でありましてそこに向けて仕事を進めたいと思っておるわけですけど現実は中々そうはまいりません。今議員御指摘になりました建設関係の予算でありますけれども確かに道路改良等についてはまだまだたくさんやらなきゃいけませんし、ほかにも建設関係に残されている言わばインフラの整備と言いますかそういうものがあるわけでございます。しかしこれがあるからと言って前倒しというのも限界がございます。単独でやる場合にはそう思い切った本数を増やすわけにもまいりせんし、補助あるいは起債をもってやる事業についても簡単に採択をされないということであればどうしても仕事の量としてはセーブせざるを得ないというふうになってまいります。しかしよく不況のときに公共事業を増やすことによるその不況対策というのをよく国の方でもお採りになりますけれども、今回は構造改革という名の基にそちらまで締め付けがくるような状態でありますので市の単独の建設関係の予算を前倒しと言うのはできるだけ考えてはまいりますけれどもそう思い切ったこともできないというふうに今大変迷っておるところであります。しかし今回、国の方で緊急地域雇用創設特別基金市町村補助事業という長ったらしい一つの政策が発表されました。まだ来年の恐らく一月か二月ごろにはっきりしたことは出ると思いますが、これを活用するということで今色々検討を始めております。まだ当市にどれだけの予算配分があるかどうかまだ分からないわけですけれどもそういうものをできるだけたくさん引き込めるようにして仕事を増やしたいということは今考えておるところであります。林業関係については既に五百万円のそういう同じような補助事業が組まれまして、それはもう既に確定をいたしておりますけれども一般的なものについてはまだでありますのでこれから十分そういうことを行政としても考えてまいりたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 やはり雇用というものは明日に非常に希望を与えるものであります。ただ働く人が仕事があるということは家族、親戚すべて安心するわけであります。どれほど波及的効果があるのかこれは計り知れない、安定しているということはそういうことでありましょう。実は私、私的なことでございますが本年五月から兄貴が市民病院に入院しまして五箇月ぐらいの中で亡くなりましたけれども毎日五箇月間、外科病棟に参りました。実際、中を日々見ておりますとその小林市の看護体制と言いますか何か名称が変わりまして看護婦が看護師というふうになるとかテレビで言っておりましたが、ナイチンゲール精神とは言えですね中々この限界を超えた状態であると現場がですね、そういうことを実感をいたしました。そこで働いておられる皆さんには本当に敬服の念さえ感じております。市民病院の玄関にはこの病院は法定定数を確保してありますと、言うならば二・五人に一人看護婦ですか、師ということもなりましょう。看護助手が十人に一人というふうになってございます。これが三交替で働いておられるんでしょうけれども実態は中々そういう状態でなさそうであります。市長にもせんだって陳情があったと思うんですが要望等が現場からあったと思いますが正しく場合によってはその従事者はパニック状態であります。下血をとおしてまでも出らなきゃならないとそういう実態もあるようであります。やはり人が足らないんだと。あまり労働過重なんだということもあるんではなかろうかとそんなふうにも思います。せっかく、病院事務長がお見えのようでありますが勤務場所、いわゆる診療科ごとの業務量の平準化と言いますかそういうものは捕えているのでありましょうか。内科とか色々ございます。私が見たのは外科病棟でございます。そこが偏った状態で勤務者が大変苦労している場所、そうでもない場所そういうのがあるんではなかろうかというふうに疑問を持つわけでございます。事務長に実態の把握をどう把握されているかお尋ねをしてみたいと思います。 ○久保茂俊議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 ただいま御指摘がありましたけれども全体といたしましては基準には合っております。ただ夜勤体制がですね四階につきましては準夜が二名体制でございますのでそこら辺については若干無理な体制もあるということでございますが、現在は臨時看護婦さんを募集をいたしております。そういうことで私どもは市内の病院並びに近隣の公立病院なんかとも照会をいたしましたけれどもできるだけ待遇をよくするということで内部検討を今している途中でございます。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 午前中も古川議員の方から色々市民病院の建替えの問題等真剣なお話がありました。私は中身の問題を言っておるわけでございましてやはり中身が、働く人が充実し生きがいを感じなければ思うように前に進まないんではないかと。例えば病院を一つの例に取りますとすぐ痛みを和らげてくれと、命を救ってくれと、それが切なる患者の立場であります。しかし、それを受ける診療する側としては千差万別、色々な状況の中で対応されるわけです。その従業員の方のストレスというのは計り知れないものがある。その従業員を家庭が支えておるわけですが、その家庭でも大変パニック状態もあるであろうというふうに思います。ですからやはりある程度人がいる場合には思い切って対応をしてほしい。そこには又ある意味の雇用というのが生まれてまいります。事務長から昨日来、話を聞きましたが募集しておるんだけれども資格者が中々いないと。特殊な職種でございますからそれも分かります。何としてもやはり必要なものにはそれだけの費用はいるわけでございますから手厚い対応策をお願いをしたいというふうに考えます。 それから、雇用拡大問題と並行して行きますけれどもやはり今の状態は何て言いますか非常にこう低迷していると言いますかそういう状況の中で市民は明るさを取り戻そうと一生懸命頑張っております。一つの例でみますと昨年よりか今年イルミネーションも市内全域にたくさん掲げてあります。これは景気がよくてあるいは年末だからということで掲げたものではなかろうと。非常に暗い世相の中でせめて一年の最後だけは明るい灯をともそうではないかとそういう市民の声ではないのかなと。確かにイルミネーション等が年末こういうふうに街角に明るくなりますと気持ちは和らいでまいります。しかしこれは二通りの市民の考え方があるんではないかと。一つにはバブル時代ならば当然のようにおもしろくおかしく、そして頑張り抜いて一年の計を締めようという様でありましょう。しかし昨年から今年と色々な皆さんが努力をしながらまちを明るくして行こうではないかと。私費を投じて街並木でも少しでも電気をともそうではないかということは、市民一人一人がやはり明るい希望を持っておるということではないでしょうか。話題としては非常に暗いニュースばっかりでございますが一人一人はやはり明日へ向かった希望を持った上でのそういうイルミネーションの点灯ではないのかと私は逆にそういうふうにも考えたりしているわけでございます。かように市民にはやはり希望があるわけでございますから行政としても希望を持ちながら厳しい中でも希望を持ちながら予算編成をし、ここに参与席の皆さんがおられますけれども、ひたむき人生ではなくて明るい人生の中で明日を切り開いて行ってほしいと思うのは私一人だけではないと思うんです。市長から答弁を聞きますけれども皆さんが参与席が市長になったつもりで俺が市長ならばこうするぞというぐらいの自覚と自信を持って行政に対応してほしいというふうに考えております。皆さんを色々チェックをするのは議会でありましても議会と言えども皆さんと一緒に手を携えてやって行こうということには変わりはないわけであります。与えられた分野だけで行政をしたんではそれはやはりこの地方行政はやって行けません。横の連携、縦割り社会の弊害をなくしてやって行こうとそういう皆さんの同じ気持ちがなければ厳しいこの高齢化社会における大変経済的にも低迷している状況の中は切り開いて行くことはできないと私はそのように思っております。是非前向きの発言をしてほしいというふうに思っております。 それから、次の都市計画による生活環境整備を図るためにというふうに出しましたが、このことについては私は平成六年から西町の区長になりました。その平成六年から当時の市長さんに市からの要望に基づいて要望書を出しました。戦後五十年色々な都市計画の中で住宅がたくさん増えていることは御承知のとおりです。しかし考えてみますと行政主導型の都市計画ではないんではなかったかと。やはり不動産とかそういう関係者が先行する形の宅地造成、そういうものが現在までに至っておると。それに対して不満というのは大変多いわけです。道が狭い、側溝がない、曲がりくねった道路になります。しかし一市民としては二千万円も相当するような物件を買うわけです。買ったその日、翌日からは苦情が始まるわけです。やはり整備された中で家を建てるわけじゃございませんので一人一人がやはり不満が残ってまいります。大変同じ金を使うにしても喜ばれる投資ではないというふうに思います。ところで質問を申しますが、この都市計画審議会なるものがございます。都市計画法に基づく審議会というのが当市もあるわけですが、この審議会はどのように活用しているのか私もため職として審議員の一人にはなっておりますが審議会の意義と今後の小林市の市の都市計画という大きな問題についてどうお考えなのかお尋ねをしてみたいと思います。どなたでも結構です。 ○久保茂俊議長 永住都市計画課長。 ◎永住勝朗都市計画課長 まず、都市計画審議会の目的でございますが、市の条例によりまして都市計画行政の円滑な運営を図るため都市計画法七十七条において都市計画審議会を設置しております。この審議会の内容でございますが市が定める都市計画に関すること、それと都市計画について市が提出する意見に関すること、その他市が都市計画上必要と認める事項等に関することを必要に応じて審議会を開催するということになっております。具体的に審議会の内容でこざいますが、例えば都市計画区域内の用途地域等の変更の見直し、あるいは都市計画マスタープラン等の審議、それと都市計画街路等があるわけでございますがこれに対する計画、認可決定の審議これにつきましては幅員十六メーター以上は県でありますのでそれ以下を審議するということになっております。それと都市公園等の新設あるいは面積等の区域の変更等の審議、それと一応来年計画を予定しておりますが緑の基本計画というのを策定しますが、これにつきましては今後こういう策定をしないと新規の公園等の事業はできないということで一応十四年度で予算をお願いをいたしております。以上のようなことを大体審議をするわけでございます。今後の都市計画に関する考え方でございますが、小林市の現状を見てみますと総面積の約四・五パーセントが宅地でございます。この限られた貴重な土地でございますので当然市民の福祉の向上のために効率的に利用しなけりゃならないというふうに考えております。現在の宅地造成の状況でございますが、住宅地のミニ開発それと国道沿道でのサービス施設、住宅地の立地、集落等の分家等による宅地化と非常にですね虫食い的な宅地化が進行しているのが現状でございます。今後の都市計画の管轄でございますが、まず基本的に街路が約二十本入っております。この中で現在の整備率でございますが、まだ四十六・二一パーセントということでございましてこの中の六路線が整備済みでございます。まず基本的に都市計画街路の本線等を整備いたしまして、その後枝線と言いますかそれ等を改善をし、それと並行しまして下水道の推進を図りながら生活環境の改善等を図る必要があるというふうに考えておるところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 都市計画審議委員に入っておりますので審議会が早く開かれることをここで要望をしてこの問題については終わります。 続きまして、行政の活性化対策ということで市長に再度申し上げます。管理職の体制これを抜本的な見直しはいかがということでお尋ねをしたわけですが、市長は前回お話をされました部長制の問題について日南を引き合いに出されました。又同じことをおっしゃるな、私は悪い意味じゃございません、そういう考え方を持つわけです。やはり戦うには執行体制というものはしっかりないと三十人相当の課長がおられて、現場の責任者がおられて一枚岩になってそして市政を市民のためにやっていくんだという姿であろうと思います。ですから財政がうんぬんと言われればそこまででございますが市長を頂点として助役を複数助役はいかがかと庁内の助役と庁外の助役、二人制は駄目なのかとその下に部長制を引いてそして課長、課長補佐ということは前回も市長がおっしゃいましたが課長補佐制度をしっかり目に見えるようにしてほしい。それがやはりこの市の行政に携わる職員の方々五百人相当、市民病院入れますとおられると思いますがその人達が一枚岩になって市長の方針に従ってそして市民のために貢献する。そういうピラミッド体制というものが是非私は必要ではなかろうかと。ちなみに私食糧事務所におりましたが県内二百人ぐらいの職員の中でございますけれども所長の下には次長がおります、部長がおります、課長がおり課長補佐がおります、主査もおります。すべてが役員みたいな格好ではなっておりますがそれもそれなりの時世に応じたやり方であります。みんながそういう自覚をするということは役付けになってそして頑張るぞという姿勢がやはり出てくるのではないかと。市長も一人で孤軍奮闘されておるのはよく分かります。市長のリーダーシップというもの、あるいは市長が個人的な努力、深夜を問わず努力をされておる姿も分かります。しかし下のところまでそれが実際伝わっておるんだろうかと私は疑問に思います。ちょっと口幅ったい物の言い方ですが週に一回ぐらいは早朝庁内に市長の訓話があってもよろしい、それぐらいの気持ちがしております。でなければ市民は非常に苦しいわけであります。市民のためを思うて公僕であれば公僕であるようにそれなりの体制づくりが戦う体制ではないのかということをいつも考えております。再度市長の御見解を聞きたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 議員の御高説は拝聴をしておるわけですが、具体的に申し上げまして宮崎で九つ市があります県に。その中で助役二人持っておるところは宮崎市だけであります。ほかのところは助役を二人置いておるところはありませんし部長制にしましても宮崎、延岡、都城ぐらいですか、まだほかに執っておるところは私聞いてないんですが、その職階をですね段階をいくつも作るということの方がそのピラミッドの型としては一つは形はできるかも知れませんが下から上がってくる意見ちゅうのはその都度そこで一回引っ掛かりますからスピードが違うわけなんですね。従って私はそう複雑な職階を作る必要はないんじゃないかということが一つあります。これは市町村によってはですね課長までやめるところがあります。もうちょっと今は変わっているかも知れませんけれども福岡県の久山町は確か係長しかいなかったはずであります。そういうようなところがいかにその下からあるいは住民の希望ちゅうようなものがスムーズに上がりやすいかっちゅうことは組織は私はあまり複雑化しない方がいいというふうに思うわけであります。もちろん市役所の職員に張り合いを持たせるとかあるいははくを付けさしてやりたいとこれは気持ちは分かります。私のところの一般職員が同じ年の人がほかの役所に行ったときに係長の名刺、課長補佐の名刺を持っておるというとこもあると思います。しかし私のところは、一般職員ですのでせいぜい主任ぐらいしか刷り込んでないんでしょうがそういう時には名刺面ではちょっとなあというふうに思うこともあるんですけれども、しかし私はそういうことをしなくても小林市の職員は一生懸命働いてくれていると市民のために一生懸命やってくれているというふうに信じておりますからやはり仕事の流れをスムーズにしたいということで職階制はですね今のままでまいりたいと。ましてや助役を二人にする気は今のところありませんのでそのように御理解を賜りたいと思います。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 私は行政改革の中でいすを増やしなさいと言っているわけじゃないんです。やはり前回も申しましたように課長兼務で部長制はいかがかとこう言っているわけです。増員をしろと言っているわけじゃないんです。やはり私も長年四十年公務員をしましたが直接の課長がおります。全国区の課長でございますから好きな課長と好かない課長もおります。気に障る奴もおりますし立派な課長がおいでになる場合もあります。これはお上からですから辞令一本で動く立場でございます。何か嫌な人だなと思いながらでも二年おるのかな、三年おるのかなと思いながら仕えて行かなければなりません。しかしその上に部長がおりますと直接部長席にぶつける場合もあります。部長から「おお、そう言うなよ、分かっとると。課長には俺が言うとくかい頑張れ」と逃げ場があるわけです職員には。じゃあ小林市の場合に小林市の課長さん、市長さんが人柄ですから皆さん立派だとおっしゃいます。しかし個々の職員はやはりそれなりの不満もありストレスもあるわけです。部長制度があれば、「部長こうこうこうだ」と真に声を伝えるところもあるわけです。今の管理職の人が一人かおられるちゅうわけじゃ全くございません。十数名も毎年毎年管理職がお辞めになるわけです。それこそ素晴らしい四十年、三十数年の行政をやりながら定年というやむにやまられぬ状況で辞めて行かれるわけであります。確かに前回も係長には優秀なのがおると市長は言われます。私もそうであろうと思います。しかし新人は新人であります。この縦割り行政のまずさというものは市民には不満が大変多いわけです。ですからせめて一つに一箇所行ったらそれはあそこに行け、ここに行って相談せろというような部署があってもいいではないかとそれが私が言っているその上も下もからも含めまして部長制というのは必要ではないのかなと。そうしますと市長は心おきなく外部に打って出れることができるんじゃないかと。三人部長、あるいは五人部長がでくれば市長のコピーが三人ないし五人できるわけですから心おきなく外部の仕事もできると。又、市長の声も下に浸透するとこういうことではなかろうかというふうに思うわけでございます。これは市長と見解が相違しますので又のつきに論議してみたいと思います。 それから、市民の声を聞く出前市役所と企画課長からの御意見を聞きました。これはやはり謙虚に市民の声に耳を傾けるというのが市長の政治信条でございます。常時やはり市民はどう考えておるかという生の声をですね機会あるごとにアンケートでも結構です色々な声をつぶさに掌握しながら企画立案をしてほしいというふうに思っております。これは要望を申し上げておきます。 市が管理している施設の投資と効果ということは今お話がありましたが九十数箇所あるんだということでございます。前回も申しましたがやはり投資と効果ということを考えますと本当に継続事業もあるし新規事業もありましょうけどもやはり投資しただけは効果が上らないとこれはいけないわけでございますから、是非このことについては今後も担当課だけのみではなくて庁議というのがあって岩穴口議員もおっしゃいましたが庁議を活用しながらですねやはり効果的な利用の仕方、知恵を出して行くというのが必要であろうというふうに考えております。 それから、狂牛病の問題については今畜産課長からお話を受けましたので一言だけをちょっとお聞きしておきたいと思います。これは小林市でどうなるという問題ではございません。基本的には消費者が安心するって言いますか信用回復と言いますか、こういうことがない限りは肉の消費拡大というものはとてもじゃないけれどもできないというふうに考えております。ですから私がここでお聞きしたいのは小林市食肉センターでの処理の状況というのが万全に行われてると思いますけれども課長の御意見を聞いてみたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 井口畜産課長。 ◎井口紀男畜産課長 当市のセンターにつきましては大体年間、牛で二千頭から三千頭の間の処理をしているところです。と畜場法が変わりまして今新しい体制で牛の処理をしております。その中で危険部位これにつきましては頭につきましてはもう中から脳だけを取り出さないという形でもう処理をしているところです。それと脊髄につきましては割った中でかき出してやっているということと、もう一つ腸につきましては危険部位が一メーターというところで二メーターほど取って処理をしているところです。大体一頭当たり頭の頭蓋骨がありますので十一キロ五百ぐらいあると思います。それにつきましては焼却処分ということでやっているところです。当市のセンターで潰すものについては百パーセント安全であるというふうに確信をしているところです。以上です。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 日本人の食生活というのが非常に洋風化してきたと言いますか昔は米が主食であったわけですが、パン、小麦そういうものになりましてそれの副食として肉、そういう状況になったことは事実であります。現在国内で生産されておる生産量、部分肉ベースで行きますと約百万トンであります。牛だけが百万トンですが、国内生産は四十万トン、輸入が六十万トンこういう状況で輸入肉が多いのにあ然とするわけでございますが、やはり国民一人当たりの消費量、肉だけで取っても一人当たり約二万円は肉を食っているわけであります。大変主食に占める割合が高いと。食料費全体は年間一人当たり約三十万円相当でございますけれどもその内の二万円は牛を牛肉を食べておるというのがデータで出ております。これがショートしてまいりますと大変な農家な負担も多くなってくるのは事実であります。是非今後とも昨夜でしたかフランス、ドイツの食肉の供給について生産から消費者の口までナンバーがふってあるとこういうこともあるわけです。まだ日本の場合はそこまでなってないようですが安全なように危険部位が入らないように口蹄疫と違いましてこの問題については又発生する可能性というのも高いんではないかと。なぜならばと言うとやはり五年間も潜伏期間があるというような大変難しい問題もはらんでおるようでございますので、今後とも畜産課長、大変でございましょうが最善の努力をしてほしいと要望をしておきます。 最後に、観光事業についてちょっと伺いをしてみます。ここで私は観光と言いましてもたくさんあるわけでございますが、二つの点についてお尋ねをしてみたいと思います。まず出の山のホタル観賞の問題です。間もなく来年の五月、六月が観賞期に入るわけですが昨年、今年ですか今年四万人ぐらいの入場者があったと聞いております。しかし現場の出の山のホタルの乱舞している状況を見ますし、実際現場に行ってみますとホタルが身近に見えないわけです。確かにホタルを保護するために遠くから見るように東屋から見るようにしてございます。これでは四万人も来る期待しながら来る観光客と言いますか、そういう人に対してそれでいいのかなということを常々考えております。何とかホタルがゆっくりした気持ちで、そして満足して帰っていただけるような方策は取れないものか商工観光の会長等もしょっしゅう話しております。反省会にも出ますとやはりそういう意見も出ます。インターネットでもお客を呼んでいるわけでございます。であれば、「あー良かったと今日のホタルはきれいだった」というようなことで満足して帰っていただけるような状況を作るのは当然ではないだろうかというふうに思っております。 それともう一件、陰陽石の問題があります。これは聞くところによりますと六千年も掛かってできた奇石だと聞いております。全国にはございません。このやはり小林市民の財産であります。これをやはり観光の中心に据えてやっていただかないと今の状態では東方地区の人達だけに任したような陰陽石まつりで大変寂しさを感じました。市の助成金も二十九万一千円と非常に少のうございます。自立して行くっちゅうのが基本ではありましょうけども、もう少しあそこの周辺を完備していただいて陰陽石を見に来ていただく方が満足して帰っていただくという状況を再度お考えになってほしいと思うんですが、商観課長もしくは市長にお尋ねをしたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 まず出の山のホタルでありますけれども一番最初にあれを観光資源として外に向けて発表いたしました時には議員のおっしゃるようにあの水路の近くまで水路の上まで歩けるようにしてそこでホタルに接するような状態にしてあったわけであります。ところがそこへ行きますと体の近くまでホタルが来ますのでそれを捕まえて持って帰られる人がたくさんいらっしゃいました。ホタルは持ち帰らないでくださいというようなことを言いながらそういうものをしてほしくないということは言ったんですがやはり捕まえて帰られる方が多かったということとあの畦畔部分が歩くことによりまして締まってまいります。従ってそこにホタルの幼虫が卵をと言いますかホタルが幼虫を生みにくくなるとそういうようなこともありましたので歩かない方がいいというのと、やはり暗いですからその用水路に落ちたりされると困るというようなことから方法を変えなきゃいけないというふうに考えている矢先に干ばつとですね洪水が隔年に来たわけであります。でホタルが非常に激減をするということにもなりましたし、ある年にはまだ犯人は分からないんですがトラックを持って来てホタルの幼虫を生んでいる表土を全部はいで持って行った人がおります。おかげで二、三年は全くホタルがいなかったという時期があるわけであります。やっと今復活をしようとしているときにやはりホタルを保護する以上はあの中にまだ入っていただきたくないということで今あのような状態にしてあります。今恐らく六割ぐらいだろうかという話を専門家から聞いておるんですが、最盛期のような状態になりましたら議員おっしゃるような通路等関係が畦畔地を締めるとかあるいは何か危険な状態じゃないようなことでもう少し近場から見ていただけるようにはしたいと思いますけれども今の間しばらくホタルを保護したいということでやっておりますので御理解を賜りたいと思います。 それと陰陽石ですか、確かに陰陽石が非常に外から勇壮な形でそびえ立っております。あの形がもう少しこう周りの環境をよくすることはできないかということで今色々考えておるんですが、陰陽石だけでなくて三之宮あるいはその上流等にまで観光客がおいでいただけるように総合的に今あの辺りを開発するにはどうするかということで今検討をしておるところでありまして大変貴重な観光資源であるということは私も認識をしておりますのでもうしばらく時間をいただきたいと思います。総合的にどういうふうにすればいいかを検討をしてまいりたいというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 中山髙師議員。 ◆中山髙師議員 財政が伴う問題、人が伴う問題等々、問題は大変厳しいわけでございますが、この厳しいのをやはり挑戦して行くという姿勢こそが私は一番大事ではないかと思います。参与席にお座りの課長の皆さんを含めまして市民のために精一杯の知恵を出して財政も厳しいんですがその中で効果的なお金の使い方もありましょう。でも上を向いて是非前向きに頑張ってほしいということを願いまして質問を終わります。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩をいたします。                         午後二時〇八分 休憩                         午後二時二三分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、宮原義久議員の発言を許します。宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 ただいま議長より発言の許可をいただきました。その前にですね私の通告の仕方がちょっとまずかったんだと思うんですが、お手元にある通告の資料のですね市民に対する説明責任というのが(一)になってますが、これが(一)で後はずっとですねイロハニホという形でふっていただきたいと思います。当局の方には総務課長に伝えてありますので徹底していると思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 それでは、九月に発生いたしました米国の同時多発テロの発生によりアフガニスタンの問題で米国の軍事行動の後方支援として自衛隊を戦闘状態が続いている中、海外に派遣し戦後初めて戦争に直接関与するなど世界中がテロに対して緊迫している状況があり、この影響を受けて景気の先行きが不透明で失業率も発表のある度に最悪最悪と言われ今や失業者実数で一千万人とも言われております。又、国内においてもBSEが千葉県により発生し安全宣言まで出していながら十一月二十一日には北海道により二頭目が確認され、又、十一月三十日には三頭目が群馬県産の乳牛が埼玉県の食肉処理場で確認されるなど国の責任は重いものがあると思います。畜産地帯である本県にとっては大打撃であり今回行われている仔牛の競り市についても大きく影響が出ています。次に安全宣言を出しても本当に安全なのかと国民は疑って掛かるであろうと心配をしているところであります。 それでは通告に従い一般質問を行います。 まず、始めに市長の政治姿勢について、市民に対する責任説明についてということで六つの項目を上げましたが、各項目については自席より質問をさせていただきますが、各事業を執行するに当たり議会の議決により執行できるわけですが市民に対する説明という点については広報こばやしや各種会合により市長のあいさつの中で話をされることもあるようではありますが、すべてが多額の資金を必要とする事業であったり、又、市民に大きく転換をし理解をもらわなくてはならないこともあると思います。こういった点について直接市民と共にという集まりがないように思いますがその点についてまずお聞かせいただきたいと思います。 次に、教育問題についてお伺いいたします。まず「子ども一一〇番お助けハウス」の設置について、これは近年子ども達が都会、田舎の区別がなく事件・事故に巻き込まれるケースが大変多くなりこのままではいけないということで県PTA連合会より統一したシールにより各小中学校五十枚ずつ通学路を中心に設置している状況です。前にこの件について質問をした経緯があるわけですが、そうした特定の場所を作ってしまうと子どもがそのシールが貼ってあるとこのみに助けを求めるので好ましくないという当局の答弁でした。この点についてどう考えておられるかお伺いします。 次に、来年度より学校が完全週休二日の週五日制となります。保護者も完全週休二日になる状況であれば国の進める二日間保護者と過ごさせるという目的は達成できると思いますが、現状では保護者すべてが完全週休二日という状況ではないと思います。そこで中学生については部活動の充実を図っていかなければならないと思いますし、小学生についてもスポーツ少年団等のクラブ活動の充実が必要になってくると思います。又、各種のボランティア活動の充実も強制するものではないと思いますが取り組む状況に持っていく必要があると思いますが、この点についてどう考えておられるのかお聞かせください。 次に、学校の空き教室の開放についてお伺いいたします。永久津中学校のように校舎の中が学校の責任者がいなくても地区の方々が使用できるようなスペースがあり、又、そういった構造になっているところはいいのですが難しい問題とは思いますが当然空き教室の開放は市民より声が出てくると思いますが、この点についてどういう考えを持っておられるのかお聞かせいただきたいと思います。 次に、図書館の現状と整備についてお伺いします。当然二日間休みとなれば利用者が増え貸出しも増えてくると思います。小林市立図書館の年間の貸出数が平成十二年度で六万五千三百九十九冊のようです。このうち小学生が一万七千五百五十四冊、中学生が二千六百十二冊、高校生が千九百十五冊、一般が四万三千三百十七冊という状況です。今後どのように整備をして行かれますか。 次に、都市公園の整備についても当然進めて行かなければならないと思いますが、子どもの遊び場としてどのように整備されますか。お聞かせいただきたいと思います。 次に、各地にある郷土芸能についても子ども達に伝承させてはと考えますが実際に現在指導されている保存会もあるようですが、現状と保存会に対して市よりの補助等の状況がどのようになっていますか。この週休二日の制度を子どもの健全育成という観点よりしっかりとしたものにしないと多分ほとんどの子ども達が学習塾へと流れ何のためのものか分からなくなる可能性が高いと感じますが、教育長どう思われますか。 次に、農業問題について質問します。まず後継者の問題ですが、必ず議会のたびに出てくる話で当局の答弁は認定農家という形である程度の後継者がいるとは言われていますが、実際のところは私の地区であります細野一区を見てみましても戸数一千戸の中で専業農家として後継者は四十代位まで見てみましても二、三名という状況です。先行き不透明な状況ですが今後の対策としてどう考えておられますか。 次に、畑地灌漑事業についてお伺いします。今回私も十月一日より五日間、中国の青島周辺の農業の状況を視察してきました。担当課であります農林課よりも課長も含め二名参加されました。確かに都市部では今の日本と大差ない状況に近づきつつあります。農村部においては三十年位遅れているのではという状況でした。しかし作付けされている品目によっては日本の品質と大差ないものもあり、その上広大なハウス地帯もありかなりレベルも上がってきていると感じました。その広大な農業を発展させているのが水であります。車で何時間走っても平地のため井戸を掘り普通のポンプにより潤沢に水を掛けている姿がいたるところで見ることができます。中国の平地部分では日本で言う畑地灌漑が進んでいる状況であると思いました。畑地灌漑の大きなメリットとして水のない畑地帯においてもビニールハウス栽培ができるということであると思います。この点についてどう考えておられますか。現在、黒沢津地区のモデルほ場に加え新しくモデルほ場として堤地区で百ヘクタール規模の整備をされているようですが、どのようなモデルほ場になるのかお聞かせください。 次に、農業に対する振興策についてお伺いいたします。当市は気候的には温暖であり冬であっても雪が積もることはほとんどない色々な作物が作付け可能という大変恵まれた地域であります。そのためこれはという目玉的な作物が見当たらないのが現状であると思います。今後農業の振興策として色々な関係機関とも協議されていると思いますが、具体的にはどういった形により振興を図って行きたいと考えておられますか。又、畜産についてもBSEの発生であったり畜産排せつ物等の諸問題を考えたときに大変厳しい状況があると思いますが、今後の畜産の振興はどのように図られますか。 次に、BSEの対策についてお伺いします。十一月二十九日の報道により北海道猿払村の国内二頭目の感染牛が出た農場より二頭の乳牛が宮崎県へも出荷され県は二頭の移動制限措置を取ったようです。先日の小畠議員の質問でもありましたが小林市にも乳量及び乳質改善のためにかなりの乳牛が入ってきていると思いますが今回のBSE発生後、県外よりの牛の導入についてはどういった状況になっておりますか。 次に、家畜排せつ物対策について質問をします。平成十六年十一月一日より法が適用されます。平成十二年三月議会で家畜排せつ物法ができての対象農家三百八十八戸であり大規模農家については国、県の補助事業を利用して整備を進めていると畜産課長よりの答弁がありました。昨日の新議員の質問では対象農家三百九十六戸ということで少しではありますが畜産の大型化が進んでいると言えます。そのうち二百二十九戸が整備済み、百六十九戸が今後ということのようです。今後整備をされるところについてはBSEの発生等によりかなりの影響が考えられますが、どう考えておられますか。 最後に、若者の暴走行為についてお伺いします。このところ毎週末になると商工会議所前の交差点を中心に暴走行為を繰り返す者、又それを見るに来る若者が集まり信号無視をし交差点の中より出ないなど交通妨害を行っている状況があります。多分周辺の方々は大変迷惑をしていると思いますが十一月二十三日の市民秋まつりのときなどは夜遅くまでかなりの距離がある私のところまで爆音が聞こえてくる状況です。警察も出動されているが手が出せないということです。市長もこのことについては御存じであろうかと思いますが、市へ苦情はきてないのか又警察辺りと相談及び対策は取られていますか、と言うことで一回目の質問を終わらせていただきます。
    久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。質問が大変多岐にわたっております。従いまして私が答弁しないものにつきましては担当課長が補足をすることをお許しいただきたいと思います。 まず、市長の政治姿勢についてということで市民に対する説明責任を一体どうするんだということでありますが、今地方分権がどんどん進められている中におきまして私どもが住民の皆さんにどういうことであるということを説明と言いますかお知らせをするということは非常にこれからも多くなってくると思います。今までもそうするべきであったと思いますが、一つはですね私は議会においでになっている議員の皆さんは市民の代表の方がおいでになっているというふうに一つは認識をしております。一人一人が千名に近い方々の支持をお受けになりまして出ておられるわけですので私は議会は市民の代表ということを一つは思っております。従って議会でもって今行われている当局が取り組まれておるようなことは三箇月に一回は必ずこういう質問の場もあり私どもが議案を提案をしてその議案に対する説明等も行っておりますので、間接制民主主義を取っている私どもにとりましては一つの説明はそこではしておるという認識を持っております。ただ一般の市民の方々に直接説明をするという機会ももちろん設けなければいけないというふうに思いますので、今後関心の高い問題等の場合には何らかの方法で良く理解をしていただけるようなことは考えなければいけないと思っておるところであります。約六つのことについてのこれについての市長は説明責任はということでありますけれども公共下水道整備につきましては今進行中でありまして都市計画区域内に下水道を網羅するということの計画はもう前からやっておりますし、その都度部分的には今回はこの地域をやりますので集まっていただきたいということで事業を始める前に説明はそれぞれのところでしておるわけであります。従ってそういう具体的な説明の仕方はあると思います。ですからその事例によって説明の仕方が異なりますができるだけ理解を深めるための努力はしてまいらなければいけないというふうに思っております。 次に、農業集落排水事業も同じです。これは二回目ですか。失礼しました。いや基本的にはですねそういうふうに考えておりますということでございます。 次に、教育問題ですけどこれは教育委員会が主に答弁をすると思いますがその中で二つ、三つ私の方から答弁を申し上げますが、まず図書館の状況であります。御指摘のように図書館を利用する学生さんと言いますかそういう方は多いわけですけれども九つの市の図書館を私比べてみました。残念ながら蔵書の数、毎年の図書購入費そういうものを比べてみますと私のところは最も低い方であります。年間の図書購入費四百万円というのは残念ながら当市が一番低い状態であります。人口一人当たり図書館の費用は百円ぐらいのものでありましてほかのところに比べますとちょっと低うございます。ただ蔵書の数は六万七千四百三十三ということで下から二番目というようなことなんですが、図書館を利用して自分の知識を深めるあるいは本そのもののお好きな方のためにもう少しこれは充実をして行かなきゃいかんなということを今考えておるところであります。今後については前向きに検討してまいります。 次に、都市公園の現状と整備でありますけれども総合運動公園は別といたしまして緑ヶ丘、永田平そして城山、三つの都市公園は整備をしなければいけないという状態でありますけれども緑ヶ丘通称言います忠霊塔については割合整備は進んでおるんではないかと思いますが、永田平がですね歴史的には大変古い又まちに一番近いところにあるのに少し整備が遅れておるということは御指摘のとおりだと思います。非常にうっそうとして木が生い茂っておりましたので散策をするのも恐いと言いますか薄暗いような状況でしたので枝打ちをしたりあるいは植えてある木をほかに移植をしたりして少し明るくなったところでありますけれどもまだ整備は十分であるとは思っておりません。従ってこのような公園についても整備はして行くべきだというふうに考えております。城山の公園でありますがここは歴史的には色々なものを含んだ場所でございます。従ってこれをどういう形で整備をして行くかということはこれから十分検討してまいりたいというふうに思っております。 次に、農畜産問題についてと、一番目の後継者の諸問題についてということでありますが大変これは頭の痛い問題であります。確かに農業を離れる若い人達と言いますか後継者として農業を継ぎたくないという人が増えておることは私も承知をいたしております。ただその中にありましてもやはり日本の農業を自分達でやって行くんだという意欲を持った若い人がいることも又事実であります。これ数はそう多くないにしましても確かにそういう人がおられることを私は承知をしております。従ってそういう熱心な農業を専業農家としてやって行く人達のために農業全体の基盤を整備をしてあげなければいけないと、その意欲のその芽を摘んではいけないというふうに思いますので一つの方法としては畑地灌漑事業を今強力に進めたいということで取り組んでおるところであります。又、農業の形によっては畜産が好きだというような人のためには受精卵移植にしましても進んだ技術を取り入れて農業に取り組む人の意欲を持ってもらいたいということで色々方法は考えておるんです。しかし実際の数字が少なくなってきていることは私も決して否定はいたしません。しかし将来当地が食糧供給基地としての位置付けを守るとするならばもう少し地元に残っていただきたいということを考えますので色々な方法はこれからも考えて行きたいというふうに思っておるところであります。 畑地灌漑事業でありますけれども四千百五十ヘクタール、七百五十万トンのダムから畑地に水を引くというこの大事業でありますがこれも将来の農業を考えたときにどうしてもやり遂げなければいけないそういう事業であるという認識を持っております。今まで作れなかったようなものがあるいは一人で耕作する限界があったものが又それが広く耕作できる、あるいは水が来たためにこういうものができるようになったと色々なメリットもあると思います。ただ一方ではそういう耕作者に何を作らしてどういう販路で流通に乗せて消費者の手元に送るか、どういう品質の物を作るかとそういうこと等については度々申し上げますが私の役所の中で言えば農林課なり農村整備課あるいは畜産課そういうような農業に関係するところの横の連絡を十分取らせながら市の計画としては作り上げて行きたいと。又、一方では農業協同組合、農業改良普及センター、農林振興局そういうところとも連携を保ちながら小林市の農業の確立を図ってまいりたいというふうに考えておるところであります。 次に、若者の暴走行為について申し上げますが、確かに議員御指摘のように夜遅くなってバイクを国道を走らしている若者がいることは承知をいたしております。私も少し国道に面したところに住んでおりますのでその騒音のひどさというかそういうものについては承知をいたしておりますが、これをどういうふうにして止めるかということについては市役所でどうこうするという問題ではありませんけれどもやはり市民の一人として何とかしなければ交通事故の元にもなる、あるいはそういう若者が事故等で命を亡くすというようなことがあってもいけませんので何とかこれを止めたいというふうには思うわけであります。しかし実際には警察署の方で色々知恵を絞っていただいておるわけですけれども残念ながら数が多いせいか警察署の取締りもそう十分というわけではないと思います。そこで私警察署長と話をこの間いたしました。夏まつりが済んだ日でありました。その日は警察署の派出所といいますか警察官が勤めてまつりを整理していただく場所をですね昔の鹿児島銀行のあそこにコンビニエンスストアがありますがあの前にその詰所みたいなものを造られました。従ってその日はですね暴走族が集まることができなかったと。あの方法がこっちから出向いてそういうところに警察官の詰所みたいなものを造った方が暴走族を取り締まるのにはいいなということを警察署長から私直接聞いたわけであります。今回二十三日の秋まつりの節もですね似たような考えで警察官を中央に集めていただいたんですけれどもその日は暴走族の集まる場所がマキ毛糸店っていうんですか、あっちの方で集まってそして警察官が引き上げた後、暴走行為が始まったというようなことでですね取締りができなかったということをおっしゃっておりました。従って取締りする方とされる方はやはり虚々実々と言いますか色々あるんでしょうから取締りの網を抜けてそういうことをするということについては警察の方でも大変頭を痛めておられます。ただそれをあまり強くしますと暴走族を追い詰めるという結果それが事故につながるということが新聞等でも発表されておりますし警察署の方でもそういう考えを持っておられます。あまり追い詰めるというところまで我々がやると返って事故が発生をしやすいんだと、そこが頭の痛いところだというふうに警察署の方ではおっしゃっておりました。又、一方ではローリング族っていうんですか、えびの高原に上がる道、えびの側から上がる道あるいは御池の裏の道、そういうようなところで暴走を繰り返す若い人がいるわけですけれども、その現地に行ってみますと道路の舗装面がもう真っ黒にタイヤのスリ跡で真っ黒になっているような状況です。あれを見ただけで本当にこれは恐ろしいなと思うんですがそういうものを取り締まるということについてはやはり若いうちから交通ルール、交通マナーそういうものを徹底して子ども達に教えておく必要があるんではないかなということも思っております。従って学校教育の中にそういうものを取り組んでいただけないものかとそういうことは私なりに考えておるところであります。 一応答弁しなかった問題につきましては課長が補足をいたします。 ○久保茂俊議長 山口教育長。 ◎山口寅一郎教育長 お答えをいたします。宮原議員はPTAの会長さんでもあられるわけでありましてこの教育問題に関しての質問事項もそのようなことで大変具体的に取り上げていただいていることをお礼と言ってはおかしいですが、そんな感じを持っているところであります。宮原議員も学校週二日制という表現を使っておられるわけでありまして昨日もおとといでしたか、この完全学校週五日制に伴う休業日、この学校週二日制という言葉でも分からないことはないんですが、ただ私どもは学校週五日制に伴う休業日ということで普通申し上げておりますので、できればそのような表現で御理解をいただくと有難いというふうに思っております。一番目のお助けハウスの設置についてということで先程質問の中でもお触れになられたとおりでありまして県のPTA連絡協議会ですか宮崎県子どもを守る連絡会の方で子ども一一〇番お助けハウスということでステッカーを作られまして今県内に配布し小林市においても当初一千枚を購入したと聞いておるところでございます。ステッカーの貼る場所等につきましては各校区のPTAで選定されお願いをして決定して一部の地域ではもう既に貼られているということでございます。教育委員会としましてもこういった確かにいいことでございますし、お助けハウスというこの一一〇番のステッカーということについてはこの啓発にも大変役立つものでございまして通学路以外につきましてもこれは必要なことではないかというふうに考えておりますが今後教育委員会としてもそういう県の子どもを守る連絡会の動きを見ながら対応するところはしてまいりたいというふうに考えております。 それから二番目の部活動、クラブ活動の現状と推進についてということでございますがこれは本当に教育委員会としましても大変頭の痛い中身でございまして小学生を対象にしたスポーツ少年団の団体の数が三十四の団体、八種の競技が登録されておりますし、又、中学校の部活動としましても市内の中学校全体で五十二部、千二百五十七名が部員として加入をしているというようなことであるわけでございますが、市内の中学校で小林中学校が十五部、部員数が五百十人、加入率で行くと全生徒に対する八十一パーセント。細野中が八部で部員数百九十三、七十五パーセント。西小林中学校が十部がありまして部員数が百四十八で加入率七十三パーセント。永久津中学校が三部でありまして五十五部員、生徒数が七十人という、ここは永久津中学校辺りは特に生徒数の七十に対して五十五名のしかも三つのこの部しかないと。これに対する色々と又この父兄の方からの要望等もあるわけでございますが実態の数から言えばそういうことになっていると。東方中学校が六部でありまして部員数が百二十六、生徒数百三十三でほぼ九十四パーセントという九十五パーセントのそういうこう加入率であるわけでありますがそういう実態でございます。三松中学校が十部で部員数が二百二十三、二百五十九名で八十六パーセントということでございまして、全校六校見ますと五十二部、千二百五十七名の部員がおりまして加入率八十一パーセントとこういう実態でありまして、バレーボールの男女、バスケットボールの男女、ソフトテニス男女、ハンドボール男女、陸上競技部男女、駅伝男子部しかないところ女子もしているところもありますが、弓道部の男子、女子。剣道部の男子、女子。軟式野球部、サッカー部、水泳部、卓球部、吹奏楽部はこれちょっとスポーツの方じゃありませんがそれから新体操部こういうのがございます。それから小学生のスポーツ少年団の方はバレーボール、少女バレーボール、少年バレーボール部、剣道部、ハンドボール部、野球部、少年サッカー部、空手部、ミニバスケット、八種類ありまして団体の数が三十四団体、指導者数が百名ということでございまして団員数が男子が五百二名、女子が二百二十四名という数で今スポーツ少年団活動が行われているということでございます。このスポーツ少年団あるいは中学校の部活動こういったことは教育的に見ましても大変推奨する教育活動であることには間違いなわけでありますが中々今少子化の先程実態を申し上げましたように中々生徒数の関係で部数の問題又、加入の問題等こう色々あるわけでありまして又顧問の高齢化とか専門的指導者の不足とか色々あるわけでございまして一挙にこの解決というわけにもまいりませんがその都度校長、学校側ともよく協議しながら又関係の保護者の皆さんにも御理解を得られるようなそういうことで対応はしておりますが、ますますそういうことでこの問題が一挙に片付けないところに非常に苦慮しているというのが今の実態でございます。 ボランティア活動の推進地ということでございましてこれもよく言われることで私どももこのボランティア活動を通しまして子ども達が色々なことを体験するということは非常に大事なことでありますが、考えなきゃならんのはそれはすべてではありますけれども小学校でも中学校でも学校というところは基礎基本を学ぶところでありますのでボランティアということを教育としてどういうことなのか、そういうことを体験するのが学校でのそういうボランティアの教育的ねらいでもあるわけでございますが発展的に親子と一緒に地域の清掃をしたりあるいは草刈りをするとかその他色々あると思いますがそういうことをこう見すえながら先程の宮原議員がおっしゃいます学校週五日制の関連の中でも進めて行かなければならない問題であろうというふうに考えております。 学校の空き教室の問題でありますが、新設されました永久津中、東方中学校、三松中につきましてはそれぞれにそういった生涯学習という観点で利用してもらうような目的で作ってもらっているわけでございますが学校の空き教室、子どもが少なくなるのでがらがらではないかなというような印象もあられるのかも知れませんが、そういうことでなくて現在はその教室を資料室でありますとかあるいは会議室等に特別教室として利用している現状でございますので、いずれこの空き教室ということが出てくればこの教室の使用につきましても生涯学習の観点も含めながら対応して行かなきゃならない問題であるというふうに考えておるところでございます。 それから五番目が図書館でございますが、図書館の現状と整備についてということでございまして非常にこの図書館の問題は日が当たらないと言っちゃおかしいんですけれども非常に今回議員の方でこの図書館のことを取り上げていただいて、しかも先程市長の方からも図書購入についての前向きな発言をいただいたところでありまして大変私も教育長の立場から有難いことだというふうに思っておるわけでございます。関連してこの購入した図書の書架の問題とこういったことがまた付随して出てくるわけでございますが、図書館協議会というものを持っておりますけれども後日市長の方にもこの図書館運営に関しての要望書ということで要望していただく手順を整えておるところでございまして、今の図書の充実の問題でありますとか、あるいは市民参加型の図書館に向けてのボランティアの導入でありますとかあるいは市民を対象にしたところの文化講座の開設でありますとかそういうこと辺りも暫時やはりそういった子ども達のあるいは市民も含めたそういうことで図書館の活性化と言いましょうか、そういうことももう少し力を入れて行くべきであろうということで考えておるところでございます。 それから次に、郷土芸能の問題でありますが私どももこの郷土芸能の現状あるいは育成についても目を配っているところでございまして郷土芸能につきましては現在八つの保存会がありまして約二百名の方々が活動されていらっしゃるようであります。各団体に共通して言えることは踊り手の高齢化ということと後継者の不足ということでございます。東方和太鼓踊り保存会については東方中学校が郷土芸能の伝承について学校全体で取り組んでいただいているところでありますが、その内に二十名は文化財愛護少年団を結成して本格的な伝承活動として取り組んでいただいておるところでございます。いずれにしましてもそういう郷土に根付いているそういった郷土芸能ということを保存して行かなければならないことでありますし、幸ヶ丘小学校が今回和太鼓、小規模ではありますけれども四十七名ですか、の子ども達が全部この太鼓をたたけるというようなことで立ち上げていただきましていずれどっかでこの市の行事で披露する機会も作ってみたらというようなことでございますが、色々と問題はありますけれどもそういう取り組みの中で今後とも対応してまいりたいと思います。 なお最後に出ましたその若者の暴走行為の問題でございますけども教育委員会としてもやはり中学生、高校生の問題もありますが、十分警察等との連携を取りながら教育という立場からの指導をさらに強めて行ったらというふうに思っておるところでございます。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 農業の振興策の具体策ということで御質問かというふうに思いますが、食料基地としての農業基盤の確立を図りながらいつも言ってますが環境保全型農業と農業担い手の育成、それから個人ブランド・地域ブランド化の推進ということで所得の上がる農業の振興を図りたいというふうに考えております。特に二番目に申し上げました担い手育成の問題で農業認定者のことをよく言うんですが、この農業認定者については現在三百六十八人認定をしておるところでございますけれども今から先の事業、各事業を起こす場合にはこの認定農業者になっていなければ事業が簡単に補助事業に乗っ掛からないっていうんでしょうかそういうことになってまいります。従いましてこの認定農業者の推進を今図っているということでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えをいたします。モデルほ場の進め方ということでの御質問であったというふうに思います。今現在、黒沢津地区にモデルほ場を造ってその実証をいたしておるところでございますがこの地区につきましては県営事業で十ヘクタール。今現在、基盤整備促進事業で十五ヘクタールほどを整備を進めているところでございます。そういう整備の中で実質的に作っている作物は露地栽培と。露地栽培が中心的な実証の作物ということで今昨日も農林課長の方から説明がありましたが効果が出てきている状況ということでございます。今後の進め方ということで先の九月議会でも申し上げましたけれども小林市の畑は市街地の周辺にあります。その市街地の畑作大地を大体東西南北に四つのブロックに分けましてそのブロックごとにできれば一箇所づつモデルほ場を作って行きたいというふうに考えているところでございます。その一環として現在東部地区、堤地区の方にモデルほ場を建設できないかということで地元の皆さん方と色んな形で今進めているところでございます。その地域に考えておりますモデルほ場は対応と言いますか施設のそういう作り方で言いますかそれにつきましては黒沢津地区については露地栽培が中心でございますので今考えている地区につきましては施設園芸が盛んな地域でございます。その施設園芸を使ったそういうモデルほ場ができないかということを考えましてこの地区については当然今盛んな地域でございますのでそういう実証ができるんじゃないかというふうに考えているところでございます。そういう意味でこれから後、北、南ですか、の方に造って行けたらいいというふうに思っておりますが、そういうモデルほ場を完備する中で皆さん方の方からも議員の皆さん方も大変御心配になっていらっしゃいます畑地灌漑事業の推進に向けて意欲あるこの畑作営農の展開を図って行けたらいいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 井口畜産課長。 ◎井口紀男畜産課長 お答えいたします。今後の農業の振興についてということで畜産といたしましては非常に高齢化が進んでくるという中で後継者不足そういうものもありますけれども大型化が進んでくるということで畜産の団地化ができてくるんではないかというふうに将来は思っているところです。又、牛海綿状脳症についてということで当市でも乳牛が年間百頭を超えるぐらいの導入があります。今年度も導入しようということで計画されておりましたけれどもこういう事態でありましたので控えた方がいいんではないかという協議をいたしまして導入は今差し控えているところでございます。 続きまして排せつ物ですが、今農家戸数で三百九十六戸の農家が適用を受けております。その中で二百二十九戸が大体済んでいるというふうに思っているところでございます。今後は地域ごとに座談会等も開催しながら又農家の意向を聞きながら小林市環境保全堆肥需給組合と協議をしまして平成十五年度センター等の拡充をして行きたいというふうに思っているところです。又、十六年度には家畜排せつの処理対策が確立をしたいということで十六年度ですべてが終了するといいがなということで計画を立てているところです。以上です。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 大体一通り聞かせていただきましたが、それでは自席より二回目の質問で市長に対する説明責任ということで議員がそれぞれ票を取って来ているんだから説明をしてほしいという部分もこれも又一つはもっともな意見だと思いますのでそこはそれぞれ皆さん積極的にやって行ってるとは思うんですが、それぞれ項目を上げておりますのでこういったものについてどういった説明責任として説明をされるのかなというのをお聞かせいただきたいと思います。 まず始めに公共下水に対してですね一般会計より繰出金がかなりの額になるということが今後予想されるわけですが、類似市を見てみましてもこの県内でもですね四億円から八億円ぐらいの繰出金が出ているようでありますが、このお金をどんどん繰り出すことにより生活環境面についてはよくなるわけですが、このように失業率が最悪の状態であり又、市民の経済的な面を考えると決して環境はよくなるんですが経済的面からは豊かになるということではないもんですから繰出金がこんだけ多くなるということに対して市民に市長はどういった説明をされるのかなというのをお聞かせいただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 公共下水道のその目的と言いますのは生活雑排水の完全処理と言いますかそれを処理することによって河川の浄化、それに寄与したいということもありますし又衛生的な面から考えても文化的バロメーターと言われるぐらいでありますこの公共下水道は。市においてゼロパーセントというとこがそれは幾つもあると思いますけれども通常その公共下水道が布設をしてあるそのことによってその地域の文化水準まで言われるようなことがあるわけです。従って私は都市計画区域内においては公共下水道で生活雑排水の処理はするのが生活環境の改善にはつながるというふうに思っております。従ってそれによって進めておるわけですが、これは財政的にですね確かに一般会計から繰出しをするということもあります。しかし将来完全に布設いたしましたら上水道と同じで管理費は利用者の料金によって使用料金によってこれはペイするわけでありますのでその過渡期はですね苦しいかも知れませんがやはりこの事業については進めるべきだというふうに思います。それと経済的にというのはそれを導入する過程は一時的にはお金が出て行くわけですが色々助成と言いますか補助をするわけではありませんけれども貸付金の利子補給であるとかそういうものを取り組みながらできるだけ加入者には負担を軽くしてもらうようにというふうには考えております。それとこの公共下水道を工事をいたします間は管工事に従事するようなそういう企業においては仕事というものについてはある程度あるわけですので経済的にすべてがマイナス面ということは私はないんではないかというふうに思ってこの事業は進めておるところであります。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 はい分かりました。確かに仕事をやれればそれだけ建設関係にも仕事が回るわけですのでそちらの方を考えるとそうなりますが全くそれに関係のないところになると中々厳しいかなということも考えられます。 次にですね、公共下水の方の加入については義務付けられているわけですが農業集落排水についても強制ではないものの加入の促進が図られているところでありますけれども、どうしてもですね資金の融資もやりますということで話が出ているんですが、どうしても加入できないという人が出た場合にですね市民の中で「あそこは何で加入しなくていいのかな」というようなそういった問い合わせが今度は市の方に逆に来ることがあると思いますがその当たりについてはどういった説明をされるのかなというのをお聞かせいただきたいと思いますが。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 どうしても加入したくないという方にですね強制的にそれを加入していただくというようなこと、そこまで私どもができるかどうかということはちょっと私も疑問だと思いますが、ただ農業集落排水事業を始めるときに説明会をしたはずであります。私が市長になる前にそれは済んでおりましたけれども、そのときにこういう事業をすればこういうふうに加入していただいて負担と言いますかそういうお金も掛かりますよということは私は説明は申し上げておると思います。ただ農集の場合には負担金はいただきませんという説明をしたそうでありましてこれはちょっと失敗だったかなというふうに私は思います。公共下水道との整合性を保つためには負担金はいりませんという趣旨の説明をしたことは私は少し軽率じゃなかったかなと私今は思っておりますが、しかし御承知のように三年間はそれは猶予するということで今進めておるわけであります。どうしてもということになったときにそれじゃ市でやるかということになりますと今度はほかの地区の方との関係も出てまいりますので市でそれをやるということは別に考えておりません。どうしてもつなぐのがその了解していただかないとすれば説明は又こういうふうになりますからというようなことで説明いたしますけれども強制的にどうこうということは今のところ考えてはおりません。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 強制できないわけですけどやはり入らなくていいというところが生まれてくるとどうしても「入らんでよかったっじゃ」というような話になってきてもまずいと思いますので、その辺りをどういう説明をされるのかなということでお聞かせいただきました。 次にですね、今言われた三万五千円ということなんですが農業集落排水の場合、私の細野地区がちょうどその境になるようで集落排水と公共下水の境というところが出てきますが隣りの家は早く言えば七万三千円の加入金がいる、隣りが三万五千円と。三年間に限ってはこれがどちらもないわけですのでそこについては何も出てこないと思うんですが三年たった後にいざ加入するとなったときに差が出てきますのでそのときにどういうふうな説明を市民に、ただ事業が違うからということでは中々市民には納得してもらえないんじゃないかなと思いますが、その点についてはどういった御説明されるおつもりですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 制度の説明はですね再度そういう場合にはしたいと思います。農集の場合はこうですと公共下水道はこうですという説明をして御理解をいただくようには努力をいたしますが、そういう例はほかにもございます。街路事業方式で道路を拡張する対面側は区画整理事業でやるという場合に用地は区画整理である場合は減歩であります、費用は払いません。ただ街路事業方式でやりますとそこは用地費まで賠償するわけでありまして真向いに住んでおられて一つの道路の中心を挟んで負担のやり方が違うということは実際現実にもあるわけでございます。従ってそういう制度の違いというようなことも詳しく説明をしながら御理解をいただく以外にはないんではないかというふうに思います。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 はい分かりました。ほかにもあるということですので中々市民にとっては理解し難い部分もあると思いますのでかなりの時間が掛かると思いますがその辺りは説得をされなければならないのかなというふうに思っております。 次にですね、今度は農業集落排水事業が十日町、新田、川無地区以外で十六箇所の計画が上がっているわけなんですが前の議会でもですね一箇所今回動かしてみただけでとてもじゃないけど十六箇所も整備するということはもう次の事業に進めるのはちょっと厳しいなという状況をいつも話をされるようですが事実上、言い方を変えるとちょっといいんでしょうけど事実上ちょっと失敗だったなというような感じも全体的を動かすまでには至らなかったなということになってくると思うんですが、それ以外の十六箇所の生活環境面についてはどういった整備の方法を取られて行こうと考えていらっしゃるのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 十六箇所、私は二十数箇所と思っておりました。この小林市のようなところで農集をそれだけの地域を取り組むということはこれはもう財政負担は私は耐えきれないというふうに思います。一箇所十日町・新田だけであったものが細野全区そして川無の一部まで取り組んで今やっておるわけでして農業集落排水事業としては最も規模の大きい状態で今やらしていただいておるんですが、これをほかの地域まで農業集落排水事業でやるとすれば私は小林市の財政はちょっと持たないんじゃないかなというふうにも思います。従ってその地域には今の十日町・新田の運営状況がですね非常に好転したと言うか絶対に赤字にならないような状態であるということが判明いたしましたら地域ごとの農集も又計画することはやぶさかじゃありませんが、ただそれまでの間はですねやはり合併浄化槽等で対処する以外にはないんではないかというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 合併浄化槽がやっぱり良かったんじゃないかなというふうに思っているんですが今回、公共下水、農業集落排水ともやはりエリアを外れてしまう地区があります。例えば私の細野の地区でありましても高速より下はエリア内に入ってくるわけですが前回の質問でも私どもの同じ地区であります山口議員それから福島議員からも出ますように出の山の周辺が入ってないということで理解をいただけない。そして又、高速より上の地区ですね大王、竹山、山中という地区になりますが下はきれいにしてもその排水が流れ込むわけですのでその辺りも合併浄化槽辺りの推進を図って行かなければならないということだと思うんですがそこの点についてはエリア外という点についてはどういった考えを持っておられますか。合併浄化槽だろうなというふうには思うんですが、いかがでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 議員御指摘のように今のところ合併浄化槽で対応する以外ではないんじゃないかと。それと出の山地区ですけれども出の山地区は営業をなさっているところが何戸数かあるわけでしてそこから排出されるものについての浄化をどうしようかということを色々今検討を加えておるんですが、大型の合併浄化槽がいいか、あるいは農業集落排水事業に何らかの方法で組み込めないか今農村整備課で色々検討をいたしております。ただ一時出の山の池が赤潮というんですかそういう状態になりましたのがその近くの飲食店の業をなさっているところから出ている水ではないかと、あるいは県の水産試験場から流れている水がそうしているんではないかと色々原因の追及もしたわけでありますが、まだはっきりしたものは出ておりません。ただ一回あの池を干しましてね、そして汚泥等を取り除くということについてはやってみようということで農村整備課が中心になってやったと思いますから農村整備課から詳細については答弁いたさせます。 ○久保茂俊議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えいたします。今の現在の土地改良区の方にお願いをいたしまして池の水をですね入れ替えてもらう作業ということをですねやってもらうようにしております。そして現在、水を抜いてもらっているというふうにですね思っておりますが私どもの方でですね専門業者といいますか、にお願いをしまして今その土質の調査をですね、汚泥ですね汚泥の成分がどういうものかというのをですね、ちょっと今採取をして調べさしているという状況でございます。今、市長が申しましたように色んな方法があろうかと思いますがお金をたくさん掛ければ又いい施設もできるわけですけれどもなるだけ安上がりの方法でですねできないか、そういうものを今検討中ということでですね御了解をお願いをしたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 そのようによろしくお願いしたいと思います。やはり農集が今回成功するか成功しないかというのがよくどこの説明会でもありましたが出の山地区の問題がどこも皆さん引っ掛かってきますので、これについてはいい方向を早く検討していただいてその方向を進めていただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 次にですね、市民病院の改築に入りますがこれはもう他の議員から何回もですね同じような意見が出ているわけですが「医療・保健・福祉」のゾーンとして考えているということだったんですがこのごろは市の単独でということでそして又、市民病院のみの改築というような話のようです。ゾーンでなくなったということで当初から「医療・保健・福祉」と言われていたわけですがゾーンでなくなったということに対しては市民に対してはどのような説明を市長としてはされるおつもりですか。将来福祉センターが又建設できるスペースまでそこに確保できるのかなということもお聞かせいただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 ゾーンで組み込みたいと言いましたのは、まず市民病院があります。そして福祉関係では慈敬園といいますか老人ホームがあるわけです。そして保健センターを考えておりました。それをすべてを同じゾーンでっちゅうのは恐らく面積的に四ヘクタールぐらいは必要であろうという概算ですがそういうふうに考えたわけであります。そこで土地を色々物色をいたしましたけれども八箇所から九箇所ぐらいやったわけです。面積としては最終的にはグンゼ工場の南側といいますか、あそこは面積的にはいい、又道路についても新しい道路が抜こうとしておりますからあの辺りはいいんではないかということであそこを最後には集中してやってみたんですが、と場が奥にございます。と場に毎日二百頭ぐらいの豚を搬入されると、それを翌日と殺をされるという豚がですねそこに一晩係留されておるとその鳴き声が昼間はあまり気が付かないんですけれども夜間には相当響くと入院患者さん等がやはり嫌悪感を持たれるんではないかというようなことと、搬入をするときにやはり相当な臭気がそこに漂うんではないかというようなこと、そういうことからどうしてもそこも断念せざるを得ないということになりました。色々埋蔵文化財の調査あるいは新しい道路の引き込みそういうようなことを考えましたときに現在の場所を拡張できれば土地の拡張ができれば現在のところが一番無難ではないかという結論に至ったわけであります。ただ面積が慈敬園まで組み込めるには少し面積が足りないというふうにも思いましたので慈敬園だけを別にして後、医療と保健については同じとこで組み込んでやりたいと今考えているところでございます。 今市民に既にですねゾーンでということを発表したという経緯はまだないんではないかと、ただ今検討しているということを議会においては言いました。私、今議会は市民の代表だということですから市民にはそういうふうに発表していると同じじゃないかとおっしゃればその通りなんですが、一般市民の方に三つのものを同じゾーンでということを正式に発表したことは今まではないわけであります。今検討を繰り返しながら何とかその三つの部門の充実を図りたいということで今努力しているところであります。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩をいたします。                         午後三時三〇分 休憩                         午後三時四二分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 それでは引き続き市民病院の改築の点についてお伺いします。先程からですね何人かの議員の方からも二市二町一村の広域病院でということで市長の方にもそういった形の方がいいんじゃないかという提言も出ておるようですが、やはりですね広域でやった方がやはり周辺の住民の方の話を聞いてもやはりそういった病院があった方がいいというのは共通する意見だと思いますので、やはりここの病院が立派になればえびの周辺の方からも入ってくるわけですが仮に小林市単独で立派な病院を造ったからということで小林市民が優先していただいて患者となってですね来たときに小林市の方はこちらということで優先されればそれはそれでいいんでしょうけど、建設費から何からすべて小林市が立派なのを造ったとして隣の町からどんどん来られて順番が小林市の方が後ろというような状況が来るとですねやはり市民にとっては何とも言えない部分が、仮に小林市からえびのの市立病院に掛かったときにそういう扱いされるとそれは困るんですがそういう状況も起きてくると思いますので、やはり広域の市民病院ということで時間を掛けていただいて説得をやはりしていただきたいと思います。その点についてそういうことも考えられますので広域ということでお願いしたいと思います。もう質問しませんのでよろしくお願いします。 後、慈敬園の改築についてはですねゾーンの中でとやっぱりこれも何回も話が今ね先程から出てますが今回ゾーンではなくて単独型でということになるようですが、これにつきましても市民にとってはやはりそういった「保健・福祉・医療」というゾーンの中というのがやはり「今どっちも造り替えんないかんよね」という話になったときに議員の皆さんそれぞれ話をされるときに市長はやはりゾーンという形でということを話を今までしてきたわけですが、今回に至って「うんにゃ今度は違とよね」という話をせんなならんごっなるもんですからその辺りについて市長としてはどういった説明をされるおつもりでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 慈敬園につきましてはですね私は何回も申し上げますけども努力をしてきたわけです。しかしどうしてもその三つのものが同じところにということのスペースがですねどうしても取れませんので慈敬園は慈敬園単独でということはですね又、これはちょっと違うんでして今のをそっくりそのように動かすんじゃなくてその慈敬園にですね福祉関係の色々な制度といいますかソフト面でありますとか色んなものがありますのでその老人ホームに組み込めるような関係するような施設なり、あるいは制度なりをですね組み込みたいというふうには思っております。それと周りをできれば公園化できればなおいいんじゃないかということも考えておるわけであります。ただ単独で慈敬園だけをそっくりそのまま動かすということではありませんで一つ御理解を賜りたいと思うんですが。それと市民病院につきましてはもう皆さんのお考えは分かるわけです。私も広域でできればということは頭には置いておるんですが、今広域ではっきりやられるならうちは賛成しますよというのは野尻町だけです。ですから野尻町は私町長とも個人的に話しましたが市長がそういうお考えであればうちは乗ってもいいですよという考えをですね一回お聞きしたことがあります。これはほんの正式な文書の取り交わしじゃありませんで私今こういう考えを持っておるんだがどうでしょうかと言ったら野尻町長さんはそういうお考えをお示しになりました。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 病院は終わったんですけど病院に触れなければならんように市長がまたちょっと話をしていただきましたので、確かに公的な病院がない部分もありますのでその辺りの力をですねやはり別の議員からもありましたが須木もないわけですので三つぐらいのまずところとですね一緒にひざを付き合わして話をして一つずつ崩して行かないと一遍に集まってさあどうでしょうかということにはならないと思いますので一つやはり気長くですね、これ議員間でもやらなければならないことだと思いますので説得はこちらの方もそれぞれ皆さんそういったつもりでおりますので市長の方も精一杯頑張っていただきたいと思います。 次に、道路公団宿舎跡地の市営住宅についてということで項目を挙げてありますが、かねてよりこの物件をスポーツ合宿所としてということでずっと東京、名古屋の出身者の会の折にも出身者の方々も帰って来られた際は宿泊できる合宿所と言われてきておりました。この物件を買収するに当たり議会でも大変もめ、私自身も迷いましたが金額面等のことで当市で買収できる金額に設定していただいたということで市長と道路公団という関係ではなく私自身はですね小林市と道路公団という関係を考えたときにこれは賛成しなければならないなということで私自身は賛成したんですが大変もめたんですけど、合宿所が市営住宅にという方向転換になった経緯についてやはり市民の中にはやはり自分達の方も合宿所にするということでと言ってきたんですけど市営住宅になったという経緯について市長は市民に対してはどういった説明をされるおつもりですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 市民の代表でいらっしゃる皆さん方に私はその経緯は説明をしたつもりでおります。ただ個人、一般の市民の方々にはですね公にその正式に言う場というようなことは今のところ設けておりませんので合宿所についてはそういう考えでやったけれども結局、適切ではなかったというようなことから新たに造らざるを得ないというふうに説明する以外はないんじゃないかというふうに思います。今市営住宅としての申込み等ももう締切ったそうでありますが一棟の方はもう満杯だそうであります。後、一棟の方がいくらか空きがあるでしょうか。ただ今ちょうどそういう異動の時期じゃありませんので申込みが少しは少ないのかなというふうにも思いますが現場を御覧になったかも知れませんが大きい方で一軒当たり二十四坪あります。マンションと言ってもいいんじゃないかというぐらいの面積ではないかというふうに思いますし、あのとき御指摘になりました市はアパート経営をするのかという質問をなさった方もいらっしゃいますが業者の方からそのようなクレームは一件も来てないということであります。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 今次に質問しようかなと思ったことを先に言っていただきましたが不動産業者の方からの苦情というのは本当に課長なかったんですか。一件もなかったですか。それとも市民の方から問い合わせとかはなかったですか。 ○久保茂俊議長 川内管財課長。 ◎川内洋一管財課長 お答えいたします。正式に苦情という格好では私の耳には入っておりません。申しますと平成七年の国勢調査ですが市内に賃貸借住宅が四千戸あります。内訳としましては市営住宅が六百六十九戸、政策空き家で十件は空かしておりますが、それから県営住宅が今堤に建設中のやつを除いて三百九戸、それから民間の住宅が三千二十二戸ということになっております。この数から行くと一般住宅は二十四戸ですのでパーセントで言うとわずか〇・六パーセントに過ぎないということで民間の不動産屋さんに対するインパクトというのはあまりないんじゃないかとこういうふうに私も判断をしておるところでございます。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 回ってみますと結構新しいアパートでも貸しますという状況が出ているようですので実際ちょっと調査してみるとおもしろいのかなと、おもしろいという言い方は悪いですが、かなりやはり空いているんじゃないかなという考えもするんですけど確かにまだ改装する前を見に行きましたけど大変広かったもんですから金額的にもこの金額であればこちらを借りた方がお得ですねという話になるような状況もありますのでどういった説明をされるかなということでお聞かせいただきました。 最後に、この項目の最後でですね清掃工場の閉鎖についてということでダイオキシンの規制が来年の十二月一日より厳しくなるということに対して市長は来年四月より清掃工場を閉鎖して委託をしようと発言されていますが、当市は産廃施設建設反対について住民投票が行われ比率にして賛成四に対して反対六の状況でした。確かにダイオキシンの排出量が少なくなることについては市民にとってはいいことですが、しかし特に東方地区の住民の気持ちを考えたときに中々厳しい選択ではないかと考えております。この委託について市長はどのような形で市民に理解を得られるつもりでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 議会では何回も質疑応答といいますかそういう形で私の考えを申し上げました。一般市民の方々については今回予算もお願いをしてありますけれども啓発用の予算が組んであるわけですが、こういう今までのごみの収集の仕方でありますとかこれからの処理の仕方等については詳細にお分かりいただけるような資料を作って配布をしたいというふうに思っておるところであります。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 それならばですね来年十二月一日より規制が厳しくなるわけですが十一月下旬までは使用できるわけですが市民の方から十一月下旬までは使用しないんですかという質問が仮に来たときにはどういったお答えをされますか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 理由に色々挙げたわけです。ダイオキシンの数値の問題、改築に関する費用の問題、色々な理由を挙げましたが最後に行政改革の一端としてこれは考えておるということを申し上げました。四月一日からでありませんと庁内の人事配置とか何とかすべて四月一日にやるようにしていますのでそれと合わせる方が私はいいと判断をしましたので四月一日からこれをやるということで決めたわけでございます。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 今回当市だけでなく高原町の霧島美化センターも老朽化で閉鎖の方向のようですが当然ながら同じ悩みを持っているわけですので、今後について当然ながら同じ悩みを持っているわけですからどうしましょうかねという話は当然高原、野尻、須木辺りともあったと思いますがこの点について当然、霧島美化センターも閉鎖するという方向がやはり報道関係流れてくると隣町との協議、固有事務ということですからこちらはこちらでということなんでしょうがやはり同じ広域ということになれば隣町辺りとはどういったような考えがあられてお互い話をされていますかねというのが市民の間から出てきたとすればどういった説明をされますか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 そういう話は私、高原町からも野尻町の一般の市民の方から聞いておりませんが霧島美化センターは独立した組織であります。二町一村で運営をされておるものでありましてそちらでお考えになることを強制的に私の方から同調してほしいということだけは言えないわけでありまして、そちらにはそちらのお考えがあろうというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 以上でですね一番最初に挙げた市長の説明責任ということで六つの項目を挙げさせていただいたんですが、なぜこういったような質問をしたのかなということを言いますと先程の質問の中で誰かの中でありましたけども各地区で座談会をやってきた経緯が数年前まであるという話があったんですが、やはり色んな大きな事業をするに当たってはですねやはり議会の同意が得られればそれで事業は進んで行くわけですが、やはり議員としてそれぞれあったときに将来こういう方向になるということを市長が言っているということなりをですね話をする場所は多々そらそがらしあるわけですが、やはり市長として一年にやっぱり一回ぐらいはですねやっぱり大きな方向性について各地区で座談会的なものを、よくこういうことになると陳情を受ける場所になってしまうというふうに言われるわけですが陳情を受ける場所ということではありませんということを事前に話をしといてそして進行の方でそれだけは陳情を受ける場所ということではなくて今後の今年一年間なり二年間なりの事業はこういった方向に持って行きたいということの説明はやはり市長の方からあるとですね大分市民も違うと思います。課長の方からは色々農業集落排水の説明会等にも課長を始め皆さん一生懸命やっておられましたが介護保険のときには市長が来てあいさつをされていたようでしたけどやはりそういったのを含めて全体的な大きな事業というものを一年に一回ぐらいは各学校区単位、中学校区単位ぐらいでいいと思いますがやっていただけないかなということがありましてこういった質問をした次第ですのでその点についてどうでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 私一期目に当選しました翌年でありましたかやりました市内全般に。大変細かいところまで行ってやったことがありまして色んな意見が出されました。特に多かったのが今議員がおっしゃいますように陳情事項と言いますか道路の改良でありますとか何をこうしてほしい、あれをこうして欲しいという要望を承りに行ったような印象が大変強かったわけであります。従ってそういう場合にはすべての課長が行かないとすべての者には分からないでしょうから本当は全部連れて行かなきゃいけないんだと思いますが、ただそういう注文を取りに行くというんではなくてこちらで考えている計画を説明に伺うというようなことであればですね、それはやってもいいんですが議会を軽視しているというようなことが後で出てまいりますと私どもも大変苦慮するわけであります。従って議員もお出になることがありますそういう説明会に。そういう地域の議員がおでになることがありますが、やはり私どもよほどうまく説明をいたしませんと議会を軽視しているというようなことが出てまいりますとやはり相当難しいことになると思いますので十分研究さしていただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 研究していただくという言葉をいただきましたので十分に検討をしていただきたいと思います。 次に、教育問題の方に入らしていただきますが、お助けハウスについては今先程教育長の方から教育委員会としても通学路以外でも対応をして行きたいということのようですので当然シールですのでやはり県のPTAの連合会の方が配ったシールになりますけど、そこが次のときのシールも又配ってくれるかということになると大変微妙なところが出てくると思いますし各学校五十枚ずつ貼ったんですが枚数を増やした方がいいとかという要望も出てきたりすると思いますので、その点について市独自でもやはりそういった力を貸していただけないものかということでお伺いしたいと思いますが。 ○久保茂俊議長 黒木総務課長。 ◎黒木敏満総務課長 お答えをいたします。小林市PTA連絡協議会より入手をしました資料によりますと十一月七日現在で七百十一件設置をしてるというようなことを伺いしております。次年度以降もそういったものを箇所を増やしたいという希望がございますので、市から防犯協会に補助をして防犯協会でステッカーを購入してそしてPTA連絡協議会の方にお願いをしたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 よろしくお願いしたいと思います。 次にですね、今度は部活動、クラブの状況については先程教育長の方から詳しく説明をいただきましたが中学生で部活に加入していない生徒が二百七十八名ですね。二百七十八名がすべて入れる状況があるのかというとそれぞれ健康的な問題があったりで入れない部分もあると思うんですけど、よくこのごろ学校関係の集まりやらに行くとどこの中学校が良くてどこの中学校が悪いというふうに言われるんですが、先程教育長の方からパーセントを加入率を言われましたけど加入率の低いところがやはり問題のある学校だというふうによくこのごろ言われておりまして私の管内の学校もその中に当てはまるんですが、やはり部活動の加入のさせるということがこういう東方中学校なんかは九十四・七三パーセント入ってますので、そして今先程話があったように郷土芸能とかそういった関係についても積極的に協力をしていただいているということで地域とも大変うまく行っている状況があると思いますので、やはり部活動のこの推進ということについて積極的に教育委員会なりからもですね推進を図っていただきたいと思いますがお聞かせいただきたいと思います。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 先程もちょっとこう色々と中学校の生徒数と部の数、入部の生徒そこら辺りで大変学校共通したところもあるし、その学校独自のところもあるわけでありまして全校生徒が必ずスポーツの部活動に入るとこういったことはそれぞれ今言われるところの個性もあるし、スポーツが嫌いな子もあるわけでありますのでその一概には行かないというふうに思っておりますけども、いずれにしましてもいわゆるスポーツの部活動を通しての子どもの人間的成長なり、それはもう非常に効果のあるものだということはこれは今その前提に立っておるわけでございますが色々校長を通しての中にあるわけでございますので難しい問題ではありますが十分学校側との連携の中でそういった問題を解決して行ったらというようなことで日ごろも考えておるとこでございます。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 よろしくお願いしたいと思います。それとですねやはり今先程言われたようにスポーツだけということになると中々スポーツが苦手な子ということも出てきますので、そして今先程もあったように指導者とかそういった面についてやはりいないということが一つ部ができないという部分にもなってきてるようにもありますが、やはり自分が考えたときにですね中学生の入ってない子どもさんと話をしたことがあるんですが、そのときにやりたいのがないというふうな話になるんですよ。永久津中学校のように部が三つしかないということになるといよいよ三つしか選択する道がないということになりますので後、入らないという選択までを入れて四つしかないもんですからやはりそういったところについてはですね子ども達その入ってない子ども達に普通の先生が言うわけにはいかないでしょうから校長先生辺りと一回ぐらいは話をさせてその中で授業が済んだ後に何もスポーツでなくてもいいわけですから同好会的な活動として部というのには中々抵抗がそこまできちっとしたものがなくてもですね、そういったもので何か目的をそこに持たせて放課後を過ごさせるというのが生徒を健全な道に導くための一つの手段ではないかと思っていますがその点についてはどうでしょうか。 ○久保茂俊議長 山口教育長。 ◎山口寅一郎教育長 私も日ごろからそういった解決に向けてどういう方法があるかということはいつも頭にあるわけでありまして今御指摘のような御意見のようなことでですね新年度ですねそういった中学校の部活動の問題があるわけでありますので、そういう広がりをつながりを何か作れないかということでですね取り組んでみたらというふうに思っておりますが、学校のひとところに集めるとなるとそこに行く往復の問題でありますとか、いつじゃどの曜日にやるのかとか週学校五日制のそういった週休のところの関係もありますのでそういうことも含めながらですね研究をしてみたらというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 やはり今言われますように学校を入ってないのを一つに集めるということになると又大変だと思いますので、この点については前回でしたかね下津佐議員の方からそういった話が出たようでしたけど、やはり学校を越えてということになると中々無理だと思いますので学校内でバスケットならバスケットがないところに試合ができるぐらいの人数がなくてもですね、やはりそこで汗を流すぐらいの五人おれば五人でそういったものを作ってはどうかなということを言っているところでありますので是非御検討方よろしくお願いしたいと思います。 スポーツ少年団等についてもですねこれ中学校の今クラブと同じ状況のことになってくると思いますので、かなり言われたようにスポーツ少年団の加入している団員数で男性で五百二名、女性で二百二十四名ですかね重複して入っている方もいらっしゃるようですので、かなり活発にやっていると思いますのでこの点についても週五日制ということになると、この二日間の時間をどうやって使わせるかということでその辺り十分検討していただきたいと思います。 ボランティアの推進についてということでは、やはりこの二日間の休みという間を子ども達を動かすことによって大人を引きずり込める。大人が動いて子ども達に付いて来いというのではなくて子どもを動かすことによって大人が付いてくるというような形の持って行き方はできないのかなというふうに考えているんですが、よく小学校、中学校の奉仕活動のときに子どものためだからと言ってですね学校に出てきそうでないような親の人が出てきて一生懸命やっている姿を見ますのでそういった力を借りるにはやはり子どもをやはり奉仕作業という形で言い方は悪いですけど引っ張り出すことによって親も引っ張り出せるんじゃないかなと思いますので積極的にその辺りも進めて行ってほしいなというふうに思っております。 次にですね、学校の空き教室については今のところ何とかかんとか活用しているからないということですが、私の地区のですね細野小学校、明日ですね「細野っ子まつり」というのをやります。餅つき、わら細工、竹細工、たこ作り、折紙その他色んな教室を開くわけですが午前中だけの単発的なもので終わってしまうということになるもんですからやはり今後、土曜、日曜二日間の休みが来年辺りから出てくるわけですのでこの辺りについてこの週はわら細工をやるよと次の週は竹細工をやるよというようなそういった講座的なものを高齢者の方々のお力も借りながらやるということにするとですね学校の空き教室を二つぐらい借りて子ども達に強制するのではなくてですね校内に貼り紙なり貼ってこういった行事を催しますよというような、そういったような開けた週五日制のですね二日間というものを使えたらいいんだがなというふうに思いますがその辺りについてはどうでしょうか。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 来年四月から始まるわけでありまして、具体的にこういう方法はどうかというような今御提言もあったわけでありまして、その二日間のそれについて保護者が働いていらっしゃるというような状況もあるわけでありますが効果的なやはり子ども達の土、日の過ごし方というのはボランティアを含めて大事なことでありますので十分又、校長とも相談をしながらそれぞれの学校のあり様についての具体的な答えを出してもらおうとこういうふうには思っておるところです。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 是非よろしくお願いしたいと思います。 次に、図書館についてですが先程からるる説明があったわけですが市長の方からも一番私のところが購入費が安いんですよということで、その通りなんですが蔵書にしましてもですねやはり小林市に比べましてお隣えびの市は小林市六万七千五百冊に対しましてお隣えびのは十万五千冊持っております。そして貸出しの状況についてもですね日向市二十万冊、それからえびの市が十二万冊、串間市八万九千冊というような状況で小林市は六万五千三百九十九ですよね。やはりもう少し利用しやすい図書館であってほしいのかなというふうにも思っております。そして職員の数についてもですね小林市四人でしたかね。四人で頑張っておられるようですが日向に至っては十一人、えびの市九人という状況であります。やはり週二日間休みになるわけですのでこういったのを考えるとですね、もう少し利用しやすい図書館にするためには私の考えですがまちの中心部の空き店舗辺りを利用してですね分館的なものを一つぐらいは小林市内にあっていいんじゃないかなと思うんですが大分まちの中心もそれで違ってくるんじゃないかなという気がしますがどうでしょうこういった考えは。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 その話は今は亡くなられましたが宮原さんという方がおられました。失礼、あなたとは違うんですが。自分でもですね相当蔵書を持っておられました。それを中心にまちで図書館をやるということをもう本当に再三、私のところにも言って来られたわけですが当時の状況としてはまちにそういう図書館というものを造るだけの余裕が果たして出るかどうかということもありましたのでずっとお断りをしておったんです。そして蔵書を私の蔵書を全部、市の図書館に寄贈したいというふうにおっしゃいました。図書館の職員を図書司書を持っている職員をそこに行きまして一冊、一冊その蔵書をですね拝見をしたんですが残念ながら今の人達はあの手のものは読みませんというのがですね図書館の司書の話ではありました。ただその宮原さんという方のお考えはですね私どもの先輩と言えばもう大先輩なんですが日銀総裁をやられた森永貞一郎さんもこの本を読まれたんだとだからこの本を今の若い者に読ませたいとその方おっしゃるんです。それで何とかできないかということで私図書館で引き受けるようにということを言ったんですがその後の処置がまだはっきりいたしませんが街部で図書館と言いますか、図書館が市街地にあるのも一つの方法です。図書館、買物帰りに図書館によって本を借りて帰るというような利用の仕方もですねやはり考え方によってはあるわけです。一方では静かな広々としたところで本を読ませるというそういう図書館というのもあると思います。従って両方ともあるわけですがまちにもう一箇所図書館を造るということについては相当研究いたしませんと財政といいますか財源を伴うものですからお考えとしては分かりますがちょっとしばらくは研究をさしていただきたいというふうに思います。今すぐはちょっと無理じゃないかというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 やはり市民の方から色んな声がそうやって上がってくればやはり市長もまた考えていただくのかなと思いますので色んな機会でやはりそういった声を市民の方から上げて行かないと駄目かなという気も持っておりますのでこちらの方でも又そういった機会を見て色んな方に言って行きたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 都市公園の整備についてですが、緑ヶ丘公園の下にですね放置されている車が一台あります。担当課は御存じでしょうかね。それとやはりこういったのが一台ありますと一台が二台、三台と増えてきますのでその辺りについてはやはり適切な処理をされた方がいいんじゃないかなというふうな感じも持っております。又、公園内でですね刈られた草そういったものが公園内の一角に放置されている部分もありますので特に永田平公園に先日も行ってみますがちょうど二時半ごろになるともう高校生がですねなぜかこの頃の高校生は二人で一番の上のところでたばこを吸いに行くみたいでですね何組かのカップルが上がって行ってましたが、そういったのを見たときにたばこの吸い殻がかなりありますので、もしそういった放置されたものにですね火が付きでもすると又、隣が山という状況もありますのでその辺りの管理面については十分気を付けてほしいと思いますがいかがでしょうか。 ○久保茂俊議長 永住都市計画課長。 ◎永住勝朗都市計画課長 まず、野球場の放置車の件でございますが、一応確認はいたしておりまして幸いナンバーが付いておりまして小林警察署の方に照会したところ使用者等も分かっております。この方の現在の住所を確認したんですが既にそこから転居されておりまして現在ですね縁故の方についてその転居先等を追求、追求と言いますか調べておりまして早急に所在地を見付けまして撤去するように指導したいというふうに考えております。 それと永田平公園でございますが、現在管理でございますが月三回清掃業務等ですねこれは主にトイレ、空き缶清掃等を行っております。それと年一回の草刈り業務等を行っておりますが、今回確かに議員御指摘のとおりたばこの吸い殻等があるわけであるわけでございますが、今後ですね管理を委託しておりますシルバーセンターの方と管理体制についてですね再度協議をし、この月三回というのを考え方をですね変えましてそういうふうにきれいな公園にしたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 よろしくお願いしたいと思います。私時間の配分を完全に間違えたようですので今後ですね公園についてはかなりどこの公園も暗いイメージがしますので私のこれは意見としてですね花壇等をいっぱい造ってですね各学校単位の花壇でも造らしてそこで各学校のコンテストとかやったらいいんじゃないかなと、一方では経費の削減にもなりいいんじゃないかなという感じも持っておりますので提言として言っておきたいと思います。つつじとかああいったのがあるからこそ草刈機が入らずにですね荒れ放題になっている状況がありますのでその辺りを十分検討していただきたいと思います。 また、郷土芸能につきましては先程教育長の方からもありましたように色んな形で積極的に進めていくということですので是非よろしくお願いしたいと思います。 最後に後、二分ですが農業問題の部分について農業の振興策としてというところで今先程課長の方からも話があったんですが、私が思うにはですね宮崎市周辺のですね園芸地帯、施設園芸の普及により結構多くのですね後継者が育っております。小林地区の作付けのようにですね一回きりの収穫のものと違い、繰返し収穫できるものを作付けすることにより常にお金の回転がするという点で経済的にも安定化が図られ後継者が育成されているという状況があるようです。畑地灌漑との関連でも施設園芸に力を入れるべきと思いますが、特に海岸地帯の低地からするとこの辺りは水さえあればある程度の標高もあり作付けの時期等によって有利な施設園芸等が展開できると思います。そういった面を考えたときに農林課長どうでしょうそういった考えは、施設園芸の部分を充実させるという考えはどうでしょう。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 私もおっしゃるとおり施設園芸の方がいいんじゃないかということで色々農家の方達の相談を受けておるところでございます。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 よろしくお願いしたいと思います。農家のですね所得面から見ましても今回のBSEの発生がですね、発生したから畜産が駄目だということではないんてずが畑地灌漑の水があるという面だけを考えたときに一千万円の収入を仮に上げるとするとですね今の三十五万円の子牛で誰が計算しても分かるんですが三十頭ぐらい出荷しなければなりません。そうなったときに母牛、育成牛、子牛そういったものを全部入れるとピークで七十頭ぐらい飼育をしなければならないということで飼料畑にして四、五ヘクタールが必要となります。大型等の畜舎とか大型等の機械も必要になりますので大変な負担になります。これが施設園芸になりますと十アール当たり二百五十万円ぐらいの収入を上げることにより四十アールで一千万ということになりますので海岸地帯に行くと六、七十アール作付けしているところもかなりおるわけですが、その辺りの十分な研修とか関係機関との連携を取りながらですね農業の振興へつなげていただきたいと思いますがその点についてはどうでしょう。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 正にそういうことに考えておるんですがただ、今畑地灌漑と言いましょうか進めてはおるんですがまだ水がきていない畑地帯というのがありますので是非そういうことを含めてですね早く畑地灌漑を推進をしていただければ、なおよくなるんじゃないかというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 水があるということを考えればいいわけですので水があるところにそういったモデル的な三、四十アールのですねモデルほ場を造ればいいわけですので水があったらこういうのができますということをやればいいわけですから是非よろしくお願いしたいと思います。 最後にですねBSEについて、現在一番危険性が指摘されているのが代用乳ということで今回発生した三頭に共通するものが群馬県産の同じ工場で製造された代用乳であるようであります。当然北海道でも使用されていたわけですので小林市でも使用されているということも考えられるわけですがその辺りについての調査はされておりますか。 ○久保茂俊議長 井口畜産課長。
    ◎井口紀男畜産課長 調査はしておりませんけれども全農ということでですね色んな形で流れてきているとは思っております。ただそれがすべてその代用乳ということでまだ決定をされておりませんのでただそれがではないかということでですね色んな形で調査をされているところです。 ○久保茂俊議長 宮原義久議員。 ◆宮原義久議員 はい、すいません。大変深刻な問題ですのでやはりこの畜産のこういった部分がもし小林市で一頭でも出るとですね今子牛の価格よりもっと最悪の状況が訪れますので十分にやはり気配りをやっていただきたいと思いますので、できる限りの対策を打つためにできるだけの調査もやっていただきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○久保茂俊議長 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。 これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○久保茂俊議長 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。                         午後四時二二分 延会...